たまきみなこ
「そのときは過ぎていってしまうから」言葉にしておきたい母とのつれづれ、介護体験記
一ヶ月に一度はnoteに向かおうと思って3年。50代になってすぐコロナ禍で始めたあの頃が遠い昔のようです。道は自ずと決まってくるのだな、渦中は本当にしんどくて辛いけど過ぎてみるとAll OKだなと実感しています。頻度は落ちるかもしれないけど、つれづれなるままに、これからも。
スマホの「メモ」を整理していたら、 こんなタイトルのフォルダがあって走り書きが残っていた。 作成日は2022年11月。 思い当たることは特にないのだが…。 そこにはこんなことが書かれていた(一部、編集しています) 現時点で大きく悔いの残ることは特になし。 悔やまれるほどのやり残しもなし。 かなり満足度の高い人生と感じることの方が多し。 あり難き我が人生、感謝の念を抱く日々を送ることのできる今日この頃。 故に今の私に何らか起きて、これまで通りの生活ができなくなった場合、 あ
「ほら、忘れずに紫陽花を持って行って!ちゃんと先生に渡すのよ」 紫陽花を見るたびに思い出す光景がある。 母が玄関先に咲いていた紫陽花を切り花にして、妹に託すのだった。 ひと学年下の妹とは同じ小学校に通っていたが、私に手渡された記憶はない。 子どもながらに、なぜ母は妹にだけ紫陽花の花束を渡すのだろう?と妹を羨ましく思いながら、でもその理由を聞いたことはなかった。 もう少し時間が経ってから、母が妹の引っ込み思案の性格を思って「先生と交流の場を持てるように」という計らいで花束
学生との面談で最近思うことをいくつか。 ◆電車の遅延⁉ 他のカウンセラーが担当予定だった学生からメールが届く。「電車遅延のため、約束の時間に行けそうもないので今日の面談はキャンセルしたい」という内容。なるほど、ということは私が担当する学生も同様の状況なのかな?どの路線が遅延しているのかな? ごく自然な気持ちで「電車遅延情報」を検索し、その一覧を見ると…。 「遅延なし」 関東一円どの路線もきれいにこの言葉が並んでいた。1本も、1路線も遅れも運休もトラブルもないようだった。
【庭の草】ようやく気温が上がってきた。土の中より暖かいし外は光とパワーに満ち溢れている。よし、グーンと背伸びして、どんな隙間からでも這い出ちゃおう!って、あれ?思ったより仲間がいない。ん?軍手?ガラ袋?鎌?なんで?これから成長期なのに。。そんな嘆きに「ごめん」と呟き草を手繰る。
というほどのものではないが、去年の秋からまたイタリア語の勉強を復活させた。勉強というか、ラジオを聞いたりテレビを見たり。そんな程度である。 初めてヨーロッパを訪れたのは2004年(もう20年も前!!)、アテネオリンピックの年だった。その時はストックホルム~オランダ~ベルギーと贅沢に回ったが、それまでアジアを中心に巡ってきた私には、初めて旅に重厚感というものを感じたのだった。以降、フィンランド、エストニア、スペイン、フランスなどを旅したが、なぜかイタリアには縁がなく、それほど
【アクシデント】せっかく自分と向き合おう!noteも取り組もう!と思っていたのに、心身ともに少しケアが必要な状況になってしまった。春の足音も聞こえ始め少気持ちは逸ってしまうけれど、もう少し時間をかけて首を上げようと思っています。。。皆さまもお気をつけて。
初々しさを通り越して、そろそろ中堅どころの域に達しようかという辺りまで来てしまった。 ついこの間までは「40代の延長」という気分でいたのだが、最近は「還暦の手前」という考えに変わりつつある。それを実感するのが身体機能や能力の変化であり、言うなれば衰えだったりする。 一方で、物事に対し程よい距離を持てるようになった。それは人に対してもである。これまでは「何とかしないと!」「何とかしたい!」という欲求があって、そうした思いの元で行動もそれなりに取れていた。しかし、最近はそうし
今年もあと1週間。書きたいと思ってタイトルと1行くらい綴って保存した記事だけがどんどん溜まっていく(;´Д`) 仕事、母、2拠点生活、そしてこれからの人生…。1つ所に留まることなく流れていくことを実感する、年の暮れ。来年は少しでも発信できる余裕を持ちたい。皆さまも良いお年を。
【紅葉】あちらこちらで美しい紅葉の便りが届いていますね。観光地はオーバーツーリズムも問題視されていますが、やはりそれなりに観る価値のある景色だなぁとテレビに向かって呟いています。でも、我が家にはこんな姿を見せてくれるプニプニ君たちがたくさんいて、これはこれで見応えがあります。
前回、母のことを綴り「マガジン」にしてから既に1年以上経ってしまった。マガジンにした意味もないじゃないか…と自分を軽く叱る。 母はあの2か月後に退院して、一旦は老健(老人健康保険施設)に入所した。そしてほどなくして一時帰宅できることになった。しかも2泊3日の外泊である。 実家に戻ってくるのは実に4~5年ぶりとなった。その前の帰宅は特養での外出扱いでほんの2~3時間の滞在だったが、当時の母はまだ笑ったり動いたり、声を出して何かを話したりすることができていた。 たった4年な
コロナが5類になって生活がまた色々変わった。戻ったというより変わったと思う。そんな中でも変わらずにnoteを更新している皆さまを素直にスゴイと感じている。私は月に1回の呟きで何とか毎月更新を果たしているようなものだ。が、ここへきて進みたい道が見えてきた。いずれ報告したい。です。
暑中お見舞い申し上げます。どんな夏をお過ごしですか。会いたい人に会えていますか。心のシャッターを切った風景はありましたか。愛おしい瞬間を抱きしめることはできましたか。「あの夏」に戻ることはできないけれど、「この夏」がこの先、幾重にも重なってかけがえのない夏の思い出になりますように
【夏至】「1年で一番好きな時期、だったのに最近は寂しさを感じちゃうね」私より5つ年上の旅友との話である。6月は絶好の旅シーズン、思い出は尽きないはずなのに。そして夏はこれからなのに。何となく今の自分たちの年代と重なって、少し先を憂いてしまうからだろうか。今年も半年が過ぎた。