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【スト6】ドット絵不知火舞だけ見てきた隠居勢がゲームプレイトレーラーを観た感想

スト6をたとえやりたくてもやれない、なので詳しい駆け引きの話は何もできない。だけどトレーラー内容には興味津々。そんなオールドAC格ゲーマー崩れの感想文です。
※筆者の格ゲー遍歴はストII・餓狼1〜AC無印ストIV(スパIVが出ても延々)とKOF XIII無印(コンボができず挫折)までです。ただし動画から妄想膨らませるのは大好き。


スト6やってないのに感想書いていいのか?否、書くと思った時には既に行動は終わっているんだッ!!

 
…と、威勢のいい見出しで始まりましたが、この記事を本当に書こうと決めるまで丸3日以上悩んでいました笑(トレーラーUPの数時間後には認知して視聴済)。
 

詳しくは前回の舞&餓狼考察記事↑(できれば内容全般まで込みでぜひ)読んでいただきたいのですが、筆者は体調・ハード未所持・時間等のリソース…諸々の理由で格ゲーがプレイできなくなってしまっている人間です。
特に、不知火舞が3D化されて以降はとんとご縁がありません(KOF MIの頃もPS2持ってなかったし)。

しかし、ゲームプレイトレーラーを観る限り、スト6舞の技構成は、今までのドット絵時代のあらゆるタイトルの集大成+αともいえる内容になっており、当時勢の血が騒いで仕方ないのです。
なので、本作固有の駆け引きにはなるべく触れず、評論をしようなどと高尚な事も考えず、ただ各技の出典元について駄弁れる事を駄弁りながら、興奮をそのままブチ撒ける事にしました。

それら数多のタイトルから集められた技が、スト6という対戦ツールの中でどのような役割を果たすのか。その考察は現役プレイヤー各位にお任せいたします。

それでは行ってみましょう!
 

餓狼CotWのコスチュームを先行して使用可能!

舞の実装は2月5日ですので、出典元である餓狼伝説よりも先に、このCotW新規コスチュームが使えるという大サービス!

元日(舞の誕生日)当日のスト6参戦を期待する向きもあったそうなんですが、
これの実装実現との兼ね合いがあったならば、多少遅れても仕方はないかも…
 

ちなみに、上の項に載せた前回の舞考察を裏付けるかのように、こちらの舞は眉毛が太くなかったり(=現代イメージ)します。
顔立ちに関しては、こちらの方が好みという方もそれなりにおられるのでは?
 

 
まあ、とはいえ、テリーは肉体美で売ってたキャラじゃないので、落ち着いた服装へのイメチェンも受容されましたが
舞に関しては、やっぱりお馴染みの衣装を選びたくなり…ますよね?

春麗との赤と青の対比が美しい…
「揺れない」のは仕方ないとはいえ寂しい…(何がとは言わないけれど😂)

 

舞のパブリックイメージは、もはや餓狼じゃなくてKOF?

不知火舞というキャラは、餓狼伝説2で初登場した、由緒正しい餓狼キャラである事は言うまでもありません。

しかし、現在の舞のイメージを形作っているのは、かなりの割合で、KOFの方だろうな…と思ってしまうのです。
 

なんと言っても、スト6舞(と同種)の衣装で出た作品数が違いすぎる。

餓狼は2〜RB2全部入れても6作品しかない。
かたやKOFは'94からXVまで、舞欠場のXI、XIIを除いても13作品もある。
(リメイク・派生作・他社コラボも含むと数え切れない…)
 

そのうえ、餓狼の方は3・RBでは装束の下にレオタードを纏ってイメチェン(不評…😢)していたのでほぼノーカン。KOFは一貫して衣装変わらず。(むしろ近年になって露出度が増えた)

声優さんが、曽木亜古弥さんから現行の小清水亜美さんに変わったのも、KOF XIIIでしたね。
 

テリーは、KOFでオリジナル技が追加されると「なんやねんコレ」とツッコまれて消えるのがデフォでした
(KOF→餓狼の逆輸入事例はパワーチャージぐらい?)が、
舞のオリジナル技に関しては、だいたいお色気強調系だったりするせいもあるのか(?)
概ねみんな好意的なんですよね。この差はなんなんだろう🤔
 

そんなわけで(かどうかは分かりませんが)、テリーと比べて
舞の必殺技・SAは、KOFオリジナルのものも躊躇なくふんだんに盛り込まれたものになっています。
餓狼(とカプエス)でしか使っていない技もありますが、かなりのチャンポンぶり。
それでも、ユーザーが違和感を覚える事はないだろう、という判断なのでしょうね。

(※1/20追記:テリーの特殊技に、KOF'99オリジナル必殺技のパワードライブ・パワーシュートの存在を確認しました。舞だけKOFオリジナル技を取り入れているかのような表現をしてしまった事をお詫びします。

…ただ、レバー入れ技の1バリエーションという扱いに留まっていて、必殺技として大々的にフィーチャーされていないのは事実です。
舞と比べて、餓狼歴代シリーズや大張アニメ要素が前面に押し出されているのは、強く感じるところです。)

先のティザームービーの終盤で一番最初に披露した技も、KOFオリジナルの飛翔龍炎陣でしたね。
 

そんなわけで、餓狼・KOFの区別なく、過去作で追加された順に、ドット絵時代との比較レビューをしていきたいと思います。
 

トレーラー登場技紹介⇔出典元の解説をつらつら

※文章・画像量の都合上、誰もがお馴染みの技に関しては割愛します。
また、抜け漏れがあるかもですがご容赦ください。
 

花蝶扇(必殺技)

割愛します、と言った舌の根も乾かぬうちに、超代表的必殺技を取り上げます😂
何故かというと…

これ、スト6版だと「扇子が相手に当たった後跳ね上がり、そのまま判定が残ってる状態で攻め継続できるっぽい」んですよね。

これにより、一般的な弾持ちキャラの用途(牽制)とは異なり、攻めの起点にできる感じが既にバリバリしてるのです。
「攻めガイル」のソニックをより強烈にした感じ、というか。
カプコン・SNK外のタイトルで言うなら、ギルティギアシリーズの御津安慈の「疾」に近いイメージです。
(ちなみに、彼も日本人で、扇子を持ち、舞いを格闘スタイルとするキャラですね)

舞が森気楼さんのイラストと共に鮮烈なイメージを残したであろう餓狼SPにおいては、
花蝶扇で跳ばせて無敵技の龍炎舞で落とす、という待ち気味のスタイルも強かった(と思われる…)ですが
今回のスト6に関しては、明確にアグレッシブな高機動攻めキャラとして設定されている節があります。

これだけでも、今までになくワクワクしてくる向きの方は多いのではないでしょうか?

陽炎の舞(Lv1SA⇔必殺技)

初出は餓狼3です。
当時は史上初の3ラインゲームという事で、舞が炎の分身を周囲に発生させ
他2ラインも同時に攻撃できる、という性質を持っていました。

ただ、1ライン制だと、単にボッ立ちしてるだけの技なので
KOFでは後述の飛翔龍炎陣に差し替えられ、
カプエスではファンサ的に登場したものの、特に用途のない技(※前キャンは考えないものとする)となっていました😭

スト6では、Lv1SAに格上げと共に、「焔ストック」によって各種必殺技・SAを強化できるという独自要素が入ったり
コンボの〆に使っているシーンもあったので
かなり使用頻度が上がりそうですね!
 

飛翔龍炎陣(必殺技)

初出はKOF'95。
餓狼3の陽炎の舞に代わって実装された、KOFオリジナル技です。昇龍コマンド。
スト6でも、対空性能に関しては陽炎の舞より高そうです。

初代KOFである'94から、各キャラに技追加があった'95。
テリーは餓狼3のパワーダンク、ジョーは黄金のカカトが再現されているものの、
アンディはオリジナル技の撃壁背水掌(幻影不知火は翌'96で初実装)、舞はこの飛翔龍炎陣、とキャラ間で格差が生じています。

余談ですが、舞と同じ女性格闘家チームのユリも、オリジナル技の「ユリちょうアッパー」が初登場し
現在の、ちょうお転婆格闘娘(イロモノ寄り)路線の始まりとなった年でもあります…
(最初期の、清楚さも仄かに残したユリが好きなんや…😭)
 

?⇔水鳥の舞(超必)

水鳥の舞は、舞受難の年として当時勢に刻まれているKOF'97で登場した、初の超必殺忍蜂以外の超必です。

この年の舞は、龍炎舞がヒットさせても確定反撃、同技含む追加超必2種も使い所が不明…と散々な扱いなのですが
キングで言うところのダブルストライク的な技なので、なんだかんだ長い事残り続け、カプエスにも実装されました。

ただ、水鳥の舞はゲージを使うのに、キングはノーゲージで出せるのですが…😅
 

スト6側のトレーラーに、水鳥の舞を想起させる(扇を3連発する)シーンがあるものの
固有の技として存在するという情報はない(と思う)ので、
陽炎の舞の焔ストックによる花蝶扇の強化版、という線もありそうですね。
 
 

不知火流・炎舞仇桜(Lv3SA)⇔不知火流・九尾の狐(MAX2)

完全新規技と見せかけて、やっぱり元ネタがありそうなのが、この印象的なLv3SAです。

不知火流・炎舞仇桜(えんぶあだざくら)
「ご覧あれ!」
「蝶のように舞い…」
「蜂のように刺す!」
『K.O.〜!!』

 
…で、こっち↓が筆者がトレーラーを観て思い起こした過去作の技。

不知火流・九尾の狐(1:15〜)
 

 
画面全体が異空間に変わり、その中を縦横無尽に飛び回り、最後に噴き出す炎で止めを刺す。

この文章だけだと、技の基本構成自体は同じだと感じていただけるのでは?

九尾の狐の方が、イオリス時代発祥のMAX2(半ばネタ要素も含んだ隠し超必群)だったので、かなり露骨なお色気に振り切っていて
さすがにそのまま再現は無理って事で、格好良さ重視に(それ以前に技名から)ガラッと変わってはいますが
2002系列を知ってるコアなKOFプレイヤーはニヤリだと思います!

技発動中の異空間も、元はストIII1st〜2ndでのSA中同様の、全キャラ共通の演出に過ぎなかったのですが
炎の壁の中に閉じ込めるという感じの固有演出になっていて、レベル3専用技にふさわしい格好良さです!
これは舞使いならぜひ決めてみたいですね!
 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
外部出演作の要素をも前面に押し出し、再解釈して独自のアイデアも盛り込み、既存のSNK製舞とはまた違うプレイフィールを目指す。
そんな意気込みが、トレーラーからだけでもビンビンに伝わってきます!

自分は所詮ロートルですが、
現役の方は、筋金入りの舞ファンの方も、ストシリーズ派の方も、ぜひ愛してあげてくださいね!


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