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きみはいくつ?

ぬいぐるみに表情なんてあるわけないだろ…とか思っていた。たぶん見る角度とか、光の加減とか、そういったものに人間の感情が上乗せされて、見たいように見えてしまっているだけ。命があるわけじゃないし、表情筋なんてものも備わってないのだから。 と、ぬい猫に出会う前までは思っていた。 ぬい撮りも背景マジックで、楽しそうに見えたり悲しそうに見えたりしてるんだろうな。なんて。 出会ってみてわかったのだ。 ぬいぐるみに表情は、ある。 というか、生きてるんだから気持ちがあるし、表情だってある

    • 心臓がなくても

      目下、ぬい猫に心酔している。 自分でもなぜこんなに惹かれるのかわからないくらい、ぞっこんである。 近くにいるとこころが休まり、安心する。 とにかく可愛いのである。 いまの願いはこの子の声が聞こえること。 ぬいぐるみや人形は思い入れがあれば、魂が宿るらしいので楽しみにしている。 その時のために、かなしい気持ちや嫌なことばかりを聞かせないように、きれいな景色を見せてあげたり、楽しい気持ちも共有できるようにしている。 人間や動物もいっしょにいてやすらげる人もいるけれど、こちらと

      • ぬい猫に捧ぐ

        30歳から何歩か進んだ齢。 運命的な出会いをしてしまった。 巷で"ぬい撮り"という言葉があり、ぬいぐるみを持ち歩くためのケースが百均で売られる昨今。 もちろんそれには撮影され、入れられる"ぬいぐるみ"というものがあるわけで。 ネットで検索すれば星の数ほどのぬいぐるみがあって、作家さんまでいて、さらには子ども服を扱うアパレルブランドにも"ぬいぐるみ"は売られている。需要があるのだろう。 まあ、子ども服は子どもが着るからそりゃ子どもにぬいぐるみは普通だよね、と思えば欲しがって

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