【2021年版】触れてよかった漫画
題名の通り、僕の記憶に残っている漫画を紹介していきます。
2021年に”触れた”ものなので、めちゃくちゃ時代遅れなものも紛れていると思います、何卒。東大卒。
漫画編
『DAYS』
全くサッカーとは縁遠い生活を送っている僕だけど、この漫画はマジでそんなの貫通してきます。
ストーリー展開が面白いとか、絵が上手いとか、そういうところで印象に残っているんじゃなくて、スポーツ漫画だからこそ表現できる「熱さ」を全面的に押し出した作品です。
主人公のつくしがひたすらに努力し、それに巻き込まれるチームメイトのあり方を見ると、やっぱめちゃくちゃモチベ上がるし、その演出の仕方も上手なので違和感なく引き込まれます。
努力を押し出す作品って他にもたくさんあると思うんですけど、クドすぎないのが良きです。
何回でも読み直したい作品!
『暗殺教室』
これは2021年に初めて読んだわけじゃないけど、大好きな作品で今年も読んで良かったので…笑
クラス担任の殺せんせーを、生徒たちが1年以内に殺せなければ地球が滅びるという斬新な設定で話題を呼んだこの作品。
どっかの『約束のネバ◯ランド』とは違って、出落ちではなくなんなら最終巻が一番好きです。
「君たちはこの先、強大な社会の流れに邪魔されて臨んだ結果を出せないことが必ずあります。そのとき、社会に対して原因を求めてはいけません。はっきり言って時間の無駄です。そんな時は、悔しい気持ちをなんとかやり過ごしてください。そのあと、社会に対してどう泳げるのかを考えるのです。どんな方法でもいい。やる気を持って焦らず腐らず、試行錯誤を繰り返せば、いつか必ず素晴らしい結果がついてきます。」
この殺せんせーのセリフが大好き。
ただ設定が奇抜なだけでなく、担任の先生としてとても素敵な殺せんせーが物語の終盤になってめちゃくちゃ効いてきます。
2022年も、この作品を読むんだろうな。。
『ブルーピリオド』
この作品も紹介しないわけにはいきません。
主人公は藝大を目指す高校生。
僕は新しいことを知るのが好きなんですけど、この本では絵画ってこういう風に考えて描くんだってことがリアルに表現されていてめちゃくちゃ面白かったです。さすが作者も藝大なだけあるって感じ。
それと、僕が受験を経験していることもあって、結構主人公の境遇には共感できるものがありました。
個人的には2022も注目のタイトル。
『かくかくしかじか』
僕はよくエッセイを読むんですが、この漫画も著者が藝大受験をして漫画家になって成功するまでの道のりを描いています。
その中でずっとキーマンとなるのが、高校時代に絵を教えてくれた怖い先生。口癖は『描け。』
決して人間としてできているとは言えないんですけど、その主人公に共感しつつ、いろいろ降りかかる出来事の様子が感情豊かに描かれています。
ただエッセイ風に描いたのではなく、先生を軸に展開される話が面白く、引き込まれます。フィクションものに飽きている人にも是非おすすめ。
途中のセンター試験をダウンジングで乗り越えた話もおもろいです。
『ダーウィン事変』
チンパンジーと人間のハーフが主人公。
この漫画ではビーガンという単語が頻繁に出てきたり、人間至上主義に対して異を唱える団体にフォーカスされるんだけど、そこで発生する社会の分断がリアルに描写されています。
ボリューム感がえぐいので、読み終えた後は映画一本見終えたかのような気分になります。
主人公のチンパンジーの言葉は考えさせられるものがあり、ページをめくる手が止まらないとはこのこと...!
『推しの子』
絵が神。
ストーリー神。
アイドルのリアルな事情もおもろい、神。
とりま読んでおこう。
他にも、進撃の巨人とか、九龍ジェネリックロマンスとか、おやすみプンプン、ルックバック、ここら辺が2021年の良かった漫画ですね。
どーでもいいんですけど、個人的に『響〜小説家になる方法〜』って漫画が、色んな意味でタイトルとは違って救いのない作品で、印象に残ってます(触れてよかったとは言わない)
てことで、また2022版でお会いしましょう。
100円で救える命があります。