いじめられた時代。
おかんとの2人暮らしが始まり、僕も小学4年生になった時にいじめにあいました。
同じ地元の小学校に通っていた同級生が居て、地元のサッカークラブも一緒でした。
最初のきっかけは、僕が学校でその子に会う度に飛び蹴りをしたり、ちょっかいを掛けたりして、僕の方が上の立場でした。
自分ではいじめたつもりは全くありませんでした。
集団でその子を揶揄ったりした事はなく、僕としては個別で戯れ合う仲でした。
でも、向こうからしたらそれがかなり嫌だったかもしれません。
ある日を境に、逆に僕が蹴られたり、上靴に落書きされたり、嫌な言葉を言われたりするようになりました。
僕は、立場が急に変わったのに驚いて、その子に恐怖を感じるようになり、度々学校に行くのが嫌になり、おかんに黙って学校をさぼったり、学校が終わるまで仲の良い友達の家に行ってさぼっていました。
学校に来てないので、先生がおかんに連絡して友達の家に怒ってきました。友達の親ともおかんは仲良かったので、すぐに居場所がばれました。
おかんが怒って来た時は、いじめられてるとかは言えなかった。
心配掛けたくないから、体調が悪いと嘘をついた記憶があります。
次の日からまた学校に頑張って行きましたが、いじめの子から、カスとかくそとか言われ怖くなって保健室に逃げ込んだりしてました。
唯一の救いだったのが、いじめの事をしり、クラスで番長的な友達と仲良しだったので、学校に来たら俺の側におれ、俺があいつから守ってやると言われました。
今でもはっきり覚えています。
その日から安心して僕は学校に行き、休憩時間になると番長のところに行き、いじめの奴が来たら番長の後ろに隠れていました。
番長にほんと助けられました。
番長が学校を休むと、そいつは僕に、だっせーと唾をかけたりしてきました。
番長に守って貰っていたのが、癪に障ったんだと思います。
番長が居ても中々そいつえの恐怖が消えなくて、最後はおかんに泣きながら全部曝け出し、学校に行きたくないと伝えました。
サッカーもそいつが居たので、サッカーもさぼったりしておかんには薄々気付かれていました。
そして、その子の両親とおかんと話しあって最後はお互いに謝ってなんとかいじめがなくなりました。
最初のきっかけ僕だったので、僕から謝りました。
あの時は、本当に辛く感じました。
僕は弱い人間でした。