パリオリンピックのエンブレム
京都芸術大学通信学部でグラフィックデザインを学ぶ、とある社会人学生の記録。
オリンピック、再び
オリンピックが終わり寂しくなっていましたが、
再び、パラリンピックがはじまりました。
今回、個人的に注目しているオリンピックのエンブレム。
パリ大会は、オリンピックとパラリンピック共通のデザインみたいですね。
このロゴデザインのトリックに私が気づいたのは、オリンピックも終盤ごろ。
気づく方はすぐに気づくと思いますが、ロゴは聖火と女性の顔の両方に見えますね(あと、金メダルも)まぁ、そう意図されているからなのですが・・・
マリアンヌが浮かび上がる
聖火として見えていたものが、視点を変えると女性の顔に。
一度女性の顔と認識してしまうと不思議なことに、
女性にしか見えなくなってしまう(笑)
この女性ってどこから来たの?
というと”マリアンヌ”といってフランスを擬人化したものだそう。
今大会はこの象徴的な3つのシンボル(聖火・マリアンヌ・金メダル)を融合したエンブレムなんですね。知らなかった〜由来を知るのは面白い。
(オリンピック公式サイトで紹介されています)
このデザイン、洗練されていてフランス(パリ)ぽくって、素敵です!
ほんとに秀逸なデザイン!
凝縮されたシンプルさってこれか!まさにお手本のようなロゴだな〜と思いました。同時に、フランス人のエスプリってやつか〜と一人唸ってしまう(笑)
インタビュー記事より
もう少し、背景を知りたいなと思いネットであれこれ見ていたら、海外のインタビュー記事を発見。シルヴァン・ボイヤーさんという仏人デザイナーが制作されたよう。彼によると、100年前、女性アスリートが初めて参加した都市がパリだったこと、また今大会で初めて男女のアスリートの比率が50:50となることなどもあり、
オリンピックの歴史や女性参画を強く反映したデザインが考案されたようです。
ロゴデザインがはじめに提案された2018年時点で、
すでに6年後の2024年の世界の現在地を予言するようなエンブレム。
すごすぎ〜(笑)
さいごにパリに嫉妬
エンブレムの話からはそれますが、
パリオリンピックの歓声であふれ、観客いっぱいの会場の様子を見ていて、
これが本来のオリンピックだったよな〜とコロナ禍の東京大会と比べて
かるく嫉妬してしまいました。まぁ、しょうがないんですけどね(苦笑)
ここまでお読み頂きありがとうございました
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