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薬の副作用 | バセドウ病体験談#9

薬には副作用があります。バセドウ病になれば、メルカゾール等のメインの治療薬のほかに、胃腸薬や脈を抑える薬など複数の薬を服用する場合も少なくありません。

そして服用する薬が増えていくと、知らない間に副作用に苦しめられてしまう場合も。

私は西洋の薬が効きすぎてしまうタイプなので、今までに色々な副作用に苦しんできました。

幼少期から病弱でしたが、バセドウ病などで体が弱ってから、今まで以上に薬が効きやすくなってしまったように感じています。

今回の記事では、私が体験した副作用の症状とあわせて、今でも原因がよくわかっていない不調をお伝えします。

医師の正確な診断に基づくものではなく「薬の副作用だったのかもしれない」という憶測の部分もありますのでご了承ください。

私の体験談が、薬の副作用について関心を持って頂くきっかけになれば嬉しいです。

バセドウ病の関係で服用した薬について

私が今まで、バセドウ病の関係で服用したことのある薬がこちら。

  • メルカゾール錠

  • ヨウ化カリウム丸

  • チラーヂンS錠

  • テノーミン錠

  • ムコスタ錠

それぞれの主な副作用をチェックしてみましょう。

「メルカゾール錠5mg」の副作用

発疹、蕁麻疹、発熱など

出典:くすりのしおり

「ヨウ化カリウム丸50mg」の副作用

発疹、吐き気、嘔吐、胃痛、下痢、かぜ症状など

出典:くすりのしおり

「チラーヂンS錠50μg」の副作用

過敏症状(発疹、かゆみ)など

出典:くすりのしおり

「テノーミン錠25」の副作用

徐脈、めまい、倦怠感、発疹、かゆみ、視力異常、霧視、涙液分泌減少など

出典:くすりのしおり

「ムコスタ錠100mg」の副作用

発疹、かゆみ、薬疹様湿疹などの過敏症状、蕁麻疹など

出典:くすりのしおり

重篤な副作用については触れていないため、すべての副作用をご覧になりたい方は出典のリンクをご参照くださいね。

ここからは、私が実際に体験した症状をお伝えします。

かゆくてつらい、蕁麻疹

メルカゾールの副作用で蕁麻疹を発症する方、多いのではないでしょうか。

私もよく蕁麻疹に悩まされました。

蕁麻疹に関しては、メルカゾールの副作用という認識があったため、皮膚科ではなく甲状腺の病院で対応してもらいました。

主に飲み薬や塗り薬で対処して症状は落ち着いたので、長期間悩まされることはありませんでした。

昔からのお付き合い、胃の不調

昔から胃腸が弱いので消化器内科によくお世話になっています。

そこで先生が「稀にメルカゾールで胃の不調が出る人もいる」と教えてくださったので、今回は情報をシェアする意味合いも込めて取り上げました。

私の場合はメルカゾールが原因かどうかは不明ですが、亢進状態の間は吐き気や食欲不振の症状が出ることが多いです。

原因不明、長く苦しんだ目の痛み

目の痛みは長いこと悩まされた症状で、非常に苦労しました。

最後まで原因不明でしたが、恐らく動悸をおさえる為に服用していたテノーミン錠の副作用です。

症状は、涙が少なくなってまばたきの度に瞼と眼球がこすれてしまい、眼球の一部が真っ赤に炎症するというもの。

まばたきするたびに激痛で、パソコンで細かい数字を扱う仕事をしていた私にとっては致命的な症状でした。

眼科に行ってもバセドウ眼症の可能性は低く原因不明と言われ、ステロイド系の強い目薬まで処方されることに。

しかし、動悸が改善しテノーミン錠の服用を止めた頃から、突然症状がなくなりました。まさか…と思って副作用を確認し「涙液分泌減少」という症状を見て、これが原因だったのだと気が付きました。

病院も騒然!突然の高熱

メルカゾールの飲みはじめには重篤な副作用として発熱があります。

私の場合はメルカゾールを飲み始めて随分経っていたうえに、血液検査でも異常が無かったので副作用ではないと思うのですが、せっかくなのでご紹介します。

バセドウ病を発症してから3年目の春、朝に突然発熱しました。近所の総合病院に行ったところ既に40度を超えていて、診察中に意識を失って倒れて大騒ぎに。

気が付いたら担架に乗せられていて、点滴をしながらCT、レントゲン、血液検査、あらゆる検査をしましたが原因不明のまま。結局は解熱剤を服用して安静にすることで良くなりました。

母の体験談、かゆみ

母の話ですが、胃腸薬のムコスタの副作用でかゆみが出たという話を聞きました。これは私も普段よく飲んでいた薬です。

ロキソニンとセットで処方されたりするので、馴染みのある方も多いと思います。

母の場合は、服用後すぐに手の甲が異常にかゆくなったそう。手の表面、というよりは中からかゆくなり、かつて重度の蕁麻疹で経験したかゆさ。見た目には発疹も無く、掻くことで赤くなっていく状態だったとか。

ムコスタの副作用、というのは薬剤師の親戚が気が付いてくれたのだそうです。この薬で副作用が出るのは稀なことらしく、親戚も非常に驚いていたとのことでした。

さいごに

更に番外編として紹介しますが、鬱状態などの治療薬である「ドグマチールカプセル」、吐き気を止める「ナウゼリン」で高プロラクチン血症を発症したことがあります。こちらも原因が分からずに色々な病院を奔走することに。

高プロラクチン血症は甲状腺機能低下症でも発症するようだったので血液検査もしました。でも異常が無くて、後になってからドグマチールの副作用なのだと自分で気が付きました。

甲状腺の病院ではバセドウ病以外の症状を話しても「別の病院を受診してください」と言われてしまうことがあります。だから色々な病院をかけもちして通っていると、私のように副作用のせいだと分かるまで毎回時間がかかってしまうことも。

どの病院でも、私が飲んでいる薬の副作用までチェックする先生はいなくて。副作用は私と先生の両方にとって盲点でした。

バセドウ病の症状がそれぞれ異なるように、薬の副作用もひとりひとり異なります。

薬とも、病気とも、上手なお付き合いができたら。

私の体験談が、ご自身の服用されている薬の副作用に関心を持って頂くきっかけになれば嬉しいです。

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バセドウ病体験談の記事まとめ↓

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