オンラインでのベトナム向けフロントエンドエンジニア講座、開始後の雑感
ベトナムでのフロントエンドエンジニアの実力はどんな感じなのか?
12月初めから始めたオンラインでの無料のフロントエンド講座だが少しずつ結果が見えてきた。結論から先にかくと、状況としては日本とたいした差はないんじゃないかと思う。
まず、この講座が知らない人にむけて一から教えるというのではなく、知っている人向けに実力テストをしているような感じのものなので、知っている人はできて、知らない人はほとんどできないというわかりきった結果になっている。
こちらの予想では受講生58人中半分くらいは課題を仕上げてくれるだろうという感じだったが、実際はそれよりももう少し低い確率になりそうだ。
特にFacebook広告で集客したホーチミンの人たちは興味本位で申し込んだ人が多いようで、作品を出してくれない人も多数いる。出してくれた人の中でも一から始めた人はかなり苦労している。
できる人の実力はどのようなものか?
今回は知り合いの現地日系会社の人もテストとして受けてもらった。結果としてはほとんどの人がこちらの要望を大きく超えた結果を出してくれている。作品が予想以上に早く仕上がるので再度新しい課題を出しているくらいだ。
しかも全員がほぼ20代、ここの会社の人が優秀ということもあるのかもしれないが、20代でやる気があり、それなりに実力もあるフロントエンドエンジニアといえばちょうど日本でどの会社も欲している人であり、もっとも今不足している人材だ。
まあ結局は語学という高いハードルが待ち受けているのでそんなにすんなり物事がうまくいくわけではないが、今からさらに人材難になるであろうエンジニアの発掘にはとてもいいんじゃないかなと思う。
まずは現地できっちりと教える時間がやはり必要
オンラインでは実力のある人はよくわかったが、例えばフロントエンドはそれほどでなくても、バックエンドの知識はとてもある人とか、一から作法を教えればそれなりに実力が伸びる人とかそのあたりはやはりオンラインでは見分けられない。
やはり現地にいってまずはこちらが一から教えて、それから今回の講座を実施するのが一番ベストな方法かな。
今後の動きについて
まずは以下の2つのアプローチがありそうだ。
1. 現地にいって基礎から教える。
こちらに関しては今年は2~3回ほど実施できそう。
問題が学生や社会人が平日に5~6時間も時間をあけてくれるかどうかだ。
その時間が確保できればこちらもがっつり基礎を伝えることができる。
2. 資料をもう少し細かく作る
今回配った資料はHTMLやCSSのひとつずつの仕組みは説明しているが、サイトを一から作るにあたっての順序や全体構造は説明していない。そのあたりの資料があればやる気がある子はいろいろと調べながらやってくれそうだ。
英語にしておけば今後いろんな国にも提供できるので来年はぜひ取り組みたい。(といいつついつも日々の仕事に追われて時間がとれないのだが、、。)
あと、オンラインで会ったことがない人でもハートマークを送ってきたり軽いノリの挨拶も見せてくれ、明るい国民性が覗かれる。
残り2週間ほど講座は続くのでまた終わったらあとに雑感を書くことにしよう。