御代田(浅間国際フォトフェスティバル)
御代田という町は東京から見ると、軽井沢の先、浅間山麓を下っていった所にある。北国街道、中山道が通り、しなの鉄道の駅もあることから、交通の便の良い別荘地ともなっているらしい。ただ佐久盆地の北側にあり軽井沢よりは標高が下がるため、夏は軽井沢よりは暑い感じがする。
近年、町役場の隣りにあったワイン工場跡地にMMoP(Miyota Museum of Photography)という施設が生まれ、アートによる街興しも行われている。MMoPでは毎年夏にアートフェスティバルが行われている。浅間国際フォトフェスティバルがそれだが、今年で5回目、私は1回、3回そして今回の5回に来場した。高原の広い林内に大型写真の屋外展示と屋内展示作品が数多く展示され、屋外作品ではインスタレーションも展示されている。屋外作品もバラエティに富み、国内外からのアーティストの作品を展示。室内展では須田一政の「風姿花伝」からの作品、鈴木理策さんのインスタレーション、ガーナの写真家カルロス・イドゥン・タウィアの作品、香港で活動するカート・トンの作品など、またロエベ財団プロデュースの展示では大西清右衛門家の茶の湯釜工芸に対するドキュメンタリーテイストの作品(写真家は複数)が展示されていた。