ビジュアルノベルで情緒を乱せ:東京クロノス
Oculus Questを年末に購入して、色々銃で撃ったり剣戟したり踊ったりしてるんですけど、これがプレイできただけで価値があったと思う。東京クロノス。
シナリオはビジュアルノベルの文脈、つまり、少年少女の悩みを提示し、その悩みが原因で起きた事件を提示して、その解決を…みたいなスタイルで語られているいつもの形式のため、スッと展開を受け入れられる安心感があった。(配信販売、あるいはSpotifyとかで聞けるサウンドトラックのアルバムアートはあれ反則では。)
だからこそ、VRだからこその描写、例えばセリフで「『ビルの上に誰かいる!』と登場人物がビルの上に指を指して、プレイヤーが目線を向けるとビルの上に人影が。」とか、「ヒロインが『話がある』と隣に座ったのでふと横を見ると顔が近い」などが挟まれていたのはVRならでは、という感じで、多分キャラクターデザインがいい意味で現実っぽくないのがありますよね。
英文レビューで「最後の選択肢は無いのかよ!」みたいなキレ方してるレビューがあって、ビジュアルノベル文脈の難しさを感じる。ぼうやはV.A.T.Sとファストトラベルが無いと冒険が出来ないのかい?(今回この煽りを使いたかったところがある)