第105回 平成最後の夏に自分の原点を想う
1、自己形成期は高校時代
お盆休み、といっても単にカレンダー通りの休みですが、実家でダラダラしていると、昔のことを思い出します。
平成最後の夏ですし、今日は我が母校の校訓「自発能動」「自重献身」を紹介してみたいと思います。
探してみると、ちょうど私の担任だった先生のインタビュー記事もありました。
10年前の記事ですが、在学生だった頃の私たちの気持ちを十分代弁してくれている内容です。
2、座右の銘はこれです
まずは自発能動。
意味は文字通り自発的に考え、積極的に動くこと。
我が母校では文化祭や体育祭は全て「発起人」という運営をやりたい人が集まって企画を考えます。
もちろん高校生だからうまくいかないこともあります。
1番大事なのはそれでも教師は口を出さないで見守っていること。だから学生達も大人たちを人として信頼もしますし、ダメなところはダメだと臆さず批判します。
一般生徒も発起人の努力を知っているので余計なことを言いません。文句があるなら自分がやる、という意識が根付いていると思います。
生徒総会も徹底的に議論が行われるので長時間に渡ります。一方で長時間の拘束を嫌って退席する者もいますが、定足数に達していれば総会も成立するので、それも自由なので咎められることはありません。
人任せにせず、いいと思ったことはまず挑戦する。今の社会でも成功者はこの志を持っているように思います。
3、社会を良くするために
もう一つは自重献身。
自重をもって己を律し、献身をもって公に奉ず
一見すると戦前の報国思想に繋がっているように読めますが、そうではありません。
私にとって「自重」とは常に己の良心に問い、世間に恥じない行いを心がけること。
「献身」とは、自己の利益だけでなく、社会に広く求められていることを意識した行いを目指すこと。
難しいですね。
気を抜くとすぐ怠惰に流れて、自分だけが得する道に向かいそうですが、気を引き締めていきたいと思います。
あなたの座右の銘はなんですか。
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