第239回 聖夜に思い出すこと
1、ものすごい生活感
クリスマス・イブですね!
ファミリー層となって久しい私は
大掃除したら、疲れてぐっすり昼寝をしてしまいました。
子どもたちはサンタからのプレゼントが楽しみで夜早く寝るために昼寝しないと頑張っていました。
私が昼寝をしているうちに家人たちはパン作りをしていたようで、
夕飯は手作りのパンとチキンで穏やかな夜となりました。
気づいたら一歩も外出ていません。
なんと素晴らしいクリスマスでしょう。
こんな日は街へでないで、引きこもるのが1番です。
2、教養とはなんたるか
さて本noteの趣旨はライトな歴史エッセイなので、本題に戻ります。
最近の話題で、もこ侍さん(@mokosamurai777)のnoteで目から鱗だったのが、イエスキリストは古代ヘブライ人なので白人ではなく、有色人種であった、ということ。
詳細は記事本文を見てほしいですが、よく描かれているイエスの絵は正確ではない、ということになりますね。
そもそも本来は偶像崇拝は禁止だったはずですから、当初の信仰にはなかったことですよね。
世界史でセム・ハム語族とか印欧語族とか習っていたのに、
その知識が描かれたキリスト像に対する違和感に結びつかなかった。
というのは痛恨の極みです。
知識を有機的に結びつけて解釈するという能力がある人のことを教養がある、というのでしょう。
まだまだ精進が必要ですね。
3、アーモンドの花が咲く頃に
そして、ヘブライ人ときいて思い出したこと。
実は私の通った大学は中東の歴史研究が盛んなところで、
聖書考古学という新書を表した先輩もいました。読み返したくなったので本棚から探して近日中に書評をあげますね。
あとはシリアやトルコで農耕や都市の起源を探る研究をしている教授がいたり、(私の卒論の副査をやってもらいました。)
学部生向けにヘブライ語初級の授業が開講されていたり(いまではシャロームくらいしか覚えていません)、
とてもユニークな環境だったと今になって思います。
中でも古代オリエント史概論みたいな授業で、池田裕という先生の講義が飛び抜けてましたね。
旧約聖書に描かれている古代イスラエルの世界をこよなく愛している先生で、
よくアーモンドの花について語られていました。
日本人が桜を愛でるが如く、中東の人々に愛されているのだと。
そういえば私はまだアーモンドの花見たことがありません。
来年の目標がまた一つできました。
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