第84回東南アジア化を望むところ
1、上野は東南アジア化している
子どもの夏休みに合わせて、酷暑の東京を訪れています。
21時過ぎにビルの上の気温表示を見ると31℃を示していました。
宮城では最高気温くらいですね。
上野界隈をじっくり散策してみて感じたのは東南アジア化が進んでいるということ、でした。
2、東南アジアのイメージはどこから
と言っても最近の東南アジアを知っているわけでもありません。
10年ほど前にタイに観光で数日訪れたのと、カンボジアに二週間ほど調査で訪れたことがあるくらいです。
その時の印象は
うだるような暑さ
繁華街に集まる外国人の多さと多様さ
食の素晴らしさ(米や麺など日本人に馴染みやすい)
現地の方の明るさ
物価の安さ
それに何と言っても現地の青空と同じように希望が溢れていたことでした。
定住してしまうバックパッカーが少なくないことも理解でき、私も一年の半分くらいはここで暮らしたいと思いました。
3、現代日本に足りないもの
さて、今の日本はどうでしょうか。
今年の高温をみると東南アジアとさして変わらない様相であるかのようです。
少なくとも上野を散策すると、観光客の半数は外国人で、国籍も多様であるように見えます。
なんなら飲食店に限らず、どの業種の店舗の従業員でも半数は外国の方のような印象を受けました。
食は言うまでもなく、日本食はもちろん世界各国の料理を提供する素晴らしい店が多くあります。
ここまでは同じような傾向ということは言えるかもしれませんが、
後半はどうでしょう。
日本社会は、日本人は明るく毎日を送っているでしょうか。
デフレは続いていますが、所得も減り続けているので、物価が安いとは言えないのではないでしょうか。
上野で見かけた外国人観光客はいろいろなものを買い食いしたり、買い物袋をたくさん持っていましたが、日本を訪れる観光客はもともと富裕層かもしれません。
何より政治不信や少子高齢化に基づく社会保障制度の不安、所得格差など様々な要因から、とても明るい社会であるとは言えないような雰囲気を感じています。
私自身はnoteで吐き出しているので不必要な不安感などは皆無ですし、
やりたいこと、実現したいこと、そのためにやるべきことが多過ぎて時間が足りないくらいなので
正直毎日が充実してます。
とても明るく暮らしています。
勝手にイメージしている東南アジア的な世界に溶け込めるのではないかと妄想している、東京の夜でした。
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