第1500回 次はどこに向かうべきか
1、振り返ってみると
ついに記事の投稿が1500回となりました。
初回は2018年の4月21日ですから、もうかなり前のような気がしますね。
地方の自治体にいる学芸員の歴史エッセイとして、いろいろ企画して記事を投稿していました。
最初のうちは毎日更新を心がけており、ちょうど一年たったころに平成から令和に変わる、ということで平成の考古学ニュース特集を書いたりしていました。
1000回に到達したのは2021年の1月28日。
とりあえず1000日続けてみる、というのを目標にしていたので
その後の更新頻度は下がりますが、なんとか続けられています。
今でも続いているのは歴史ニュースまとめくらいですかね。
年末にその年の10大ニュースをまとめるのが結構楽しみだったりします。
そして毎日配信をやめてから、少しずつやってよかったな、ということもありました。
著書でしか知らなかった尊敬する先輩から、「記事を読んだよ」ってお声がけいただいて、ご縁ができたり。
noteを始めたころに憧れたインフルエンサーさんたちが配信していたVoicyのパーソナリティ枠をいただけたり(最近更新が滞っていますが)。
そういえば、TV番組の「ブラタモリ」にも出演させていただきました。
同業者の多くが出演しており、「出演したら人生変わる」と言われつつ、まだあんまり変わっていない自分はなんだろう、と思いつつ。
地元のみなさんが喜んでくれたのは大きいですかね。
このように思ったことをつらつらと書いてみると、やはりこのnoteというツールは自分の備忘録としての価値が高いな、と思います。
2、今後の展開について
今日、11月29日に大阪にある国立民族学博物館で研修を受けてきたんです。
研修自体は民俗資料の応急処置についてという実務的なもの。
民族と民俗でややこしいですね。
研修の昼休みに長めに時間を取っていただいたので、
さらっと展示を見てきたんですが、全然時間が足りませんでした。
常設展も駆け足でしたし、特別展も見ないうちに時間になってしまいました。
展示を見て感じたことはまた別記事に書きますが、
この博物館の創立に関わった人物に梅棹忠夫という人物がいます。
今も読み継がれる『知的生産の技術』や『文明の生態史観』は私も大きな影響を受けた本です。
彼の未来を予測するような現代社会の分析に感化されて、私ももっと社会を深く考察してみたい、という気持ちが高まりました。
具体的には専門の考古学にちゃんと向き合って見ようと。
いつまでも資料紹介に留まっていては次のステップに進めません。査読のある雑誌に投稿して掲載される論文を書いていこうと思います。
目標は来年1本、再来年にもう1本。
令和9年度までは、少なくとも今の部署から異動などはないと思いますので、その期間のうちに今後の身の振り方を考えられるようにしておきたい。先延ばしにしてきたことに向き合って、進むべき道を決めておきたいと思います。
なんか決意表明みたいですね。
その関連でちょっとずつこのnoteにも論文執筆の過程で作ったプロットとかデータ整理の結果とかのせて置くのもいいかもしれませんね。
本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございます!