第1356回 私が選ぶ2022年の10冊
1、目標に遠く及ばす
ついに2022も大晦日。
みなさまどうお過ごしでしょうか。
私は毎年、「おかげ参り」と称して年末に神社にお参りして
新年の初詣はゆっくり行くのが恒例なのですが、
今日も地元の鹽竈神社に参拝して、日頃の感謝を申し上げてきました。
その後は買い出しして、ひたすら料理をして、食べ切れないご馳走を作って…
完全に実家の親たちがやっていたような振る舞い。
それだけ私も歳をとったということでしょうか。
さて、毎年年間100冊は本を読むぞ!
という目標を課しているのです。
今年は読書記録をまめにつけていなかったのですが
noteに記録したものは273冊目から
315冊目までで、40冊に満たない結果となりました。
読書メーターに記録だけしていたものを合わせても50冊くらいにしかならなそうです。
来年はもう少し読書頑張っていきたいところです。
その中でも10冊、しかも刊行年が近いものを、ということで選定してみました。
2、今年の10冊
①岩田慎平2021「北条義時 鎌倉殿を補佐した二代目執権 (中公新書)」
②中井淳史2021『中世かわらけ物語: もっとも身近な日用品の考古学 (540) (歴史文化ライブラリー 540)』
③揖斐高2022『江戸漢詩の情景ー風雅と日常』岩波新書
④細川重男2022『論考 日本中世史: 武士たちの行動・武士たちの思想 (日本史史料研究会ブックス)』
⑤高橋秀樹2021『北条氏と三浦氏 (対決の東国史 2)』
⑥岡本隆司2021『中国史とつなげて学ぶ 日本全史』
⑦千野原靖方2022『上総広常 (戎光祥郷土史叢書 第1巻)』
⑧大平悠麻2021『おもしろい石と人の物語』
⑨黒川祐次2002『物語ウクライナの歴史』中公新書
⑩柿沼陽平2021『古代中国の24時間 秦漢時代の衣食住から性愛まで (中公新書)』
3、今年のマイトレンドは
今年は中公新書が3冊と突出して多く、岩波新書吉川弘文館の歴史文化ライブラリーなど定番のレーベルが1冊ずつ入りました。
また、ジャンル別で見ると中世武士をテーマにしたものが4冊、中国史が2冊、その他は考古学も含めて1冊ずつとなっています。
例年通り、という傾向ですね。
今年は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』が印象強く、それが書籍の購買意欲にも繋がったことがわかります。
もう少し考古学をテーマにした本も手に取るべきだったかな、とは思います。
そして何と言っても年明け早々、ロシアがウクライナ侵攻を始めたので書籍も関連本が平積みになっていたりしました。
来年はどんなトレンドがあるのでしょうね。
ちなみにこの中から「今年の一冊」を選ぶとしたら③の江戸漢詩の世界、でしょうか。
よかったら皆様の「今年の1冊」も教えてください!
本年も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
来年もどうぞ皆様にご多幸のあらんことを。