第46回演劇のチカラ
1、導入
縁あって若手の劇団さんたちの朗読劇を見てきました。
劇は映画化もされた『サトラレ』。
予備知識なしで見たのですが、個人的には娘を想う父の気持ちに感情移入してウルウルしてしまいました。
何より演劇という演者と裏方のスタッフ大勢で作り上げる芸術の素晴らしさに魅了されました。
もっと早く、演者さんたちと同じくらい若い時に知りたかったと思うくらい。
2、演劇を引き寄せたい
感動の余韻が冷めて落ち着いた頃に考えたこと。
この若者達の熱量が、うちの町にもあればなぁ。
最近はパークフェスというイベントも定着して音楽のある町になってきたので、次は演劇が欲しいところです。
町には400人規模のホールがあり、現在では指定管理者になった芸術団体さんが落語などの伝統芸能を中心に定期的にイベントを催してくれています。桂歌丸さんや南原清隆さんがきた時には満席になってましたね。
専門に寄せて話をすると、ユニークベニューってのがあります。
歴史的な建物でやるイベントのことで、うちの町でもお寺の本堂でオペラやったり、江戸時代のお屋敷でコンサートやったりしてるんですが、
もう少し身近な演劇なんかも組み込めたらいいんじゃないかと。
一つの地域に歴史的建造物が集まってる特殊性が活かせますしね。
音楽も演劇も身近な町、すごくステキじゃないですか?
3、期待する効果
よく一般向けの講座やったり、史跡巡りツアーを企画すると、参加してくれる方の年齢はやっぱり高めなんですよね。
一方で小学生向けの出前授業は定番になって来たので
次はその中間をターゲットにした事業が出来ないかと常々思っているところなんですよ。
子育てとか仕事とか忙しい世代なんでしょうけど、そういう世代に歴史文化の魅力が広がれば、いろんな相乗効果生まれるのではないかと思うんです。
あんまり寄せすぎても制約多くなるかもですが、地域の歴史を題材にした演劇だってありだと思いますし。
何より外から来る若者が増えれば、いい刺激になりますし、移住希望者も増えるかも知れませんし。
結局は行政でやると失敗するから
一町民としてボランティアで誘致しくほうがいいかも知れませんね。
少し温めて行きたいと思います。
歴史文化をより身近に感じられる社会に繋がって行きますように。