お母さんとわたし　似てるな、と思った小さいこと。

お母さんとわたし、

顔とかそう言うのは、まぁ似てるんだけど、

性格とか精神面では違う。

大枠で言うと同じ所属かもしれないけど、

全然似てない、と思う。

お母さんの性格は、底抜けに明るくて、落ち込まない。

好き嫌いがはっきりしているだけじゃなく

悪気なく大きい声で主張する。

やりたいことがあれば、人を待たせてでもやる。

お母さんは、そういう人だ。

一方わたしは、ある程度の明るさはあっても、

日持ちしない。

好き嫌いもはっきりしているけど、

じぶんの意見を主張できるのは限定的。

調子に乗って主張した後は、後悔することが多い。

お母さんがひまわりなら、わたしはたんぽぽくらいか。

いや、ひまわりとしめじ、とかかも。

お母さんはなんか、振り切れてるんだよな。

ちょっと憧れるな。

と思っていた。

そんなお母さんが

「大正琴で『夏祭り』やっとるで、聞かしちゃろう思って」

と電話をかけてきた。

大正琴で、昔流行った曲を練習しているから聴いてほしかったらしい。

お母さんは、何年か前から大正琴を習っている。

わたしは、勝手にグループレッスンだと思っていたから、実は、個人レッスンを受けていると聞いて、びっくりした。

みんなとワイワイするのも好きそうだし

なんでわざわざ個人レッスンにしたの？

と聞くと、

「みんなとペースが合わんで。」

「みんな遅いけど、お母さんは楽譜もらったら、チャッチャカチャッチャカすぐやりたいで。」

と言っていた。

なるほどね。

お母さん、せっかちだもんね。

じぶんのペースでやりたい、と言うお母さんの意見に

めっちゃわかる！！

と思った。

わたしの場合は、

ぜーーんぶ、わたしが人より遅いからズレが生じるんだけど。

急ぎたくないのよ。

だから、アスリートの方が、大会に向けて調子を整えていく、とか

ライバルと自分を比べて負けないように頑張る、とか

チームで揃えるために頑張る、とか

そういうのができる人ってすごい。信じられない。

お母さんとわたし

ちょっと似ていてうれしかった。

わたしも、人とペースを合わせるのがきらいです。