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なぜ男性は女性の話を聞かないのか

前お付き合いをしていた男性の話である。

わたしが、なにか政治や歴史のことについて意見を持ち、彼と共有したいと思って話し始めるとき、いつも否定されていた。

私としては、かなり正しいことを言っているのになぜ否定されるのだろう。しかも、意見を聞いてくれすらしないことも往々にしてあったのだ。

私の意見は絶対に聞いてくれないのである。自分の意見が正しくて、私の意見は正しくないのである。

好きな人から、自分を否定されることは相当につらい。日々、自分の考えを否定されるのだ。考え方が悪い。と。

彼にはもちろん友達がいて、自分の知識レベルと会った男友達である。

同じ知識を共有し、同じレベルで議論をする。建設的な話し合いをしているようだ。私も彼と議論がしたかったのだ。

だから、彼以上に本を読み、勉強した。しかし、彼は話を聞いてくれなかった。

彼が私に求めていたのは、自分の話を尊敬して聞いてくれるような、そんな聞き上手の女の子だった。そして、基本は自分の意見に同調して、たまに自分とは違う角度から見た意見をくれる子だった。

だから私は意見をすべて否定されていたのだ。

彼は女性を見下していたのだ。

見下していたからこそ、女性である私の意見を軽く扱い、同じ男性である男友達の意見は尊重する。大切に扱う。違っていたとしても自分の中にいったん取り入れ考えてみるのだ。同じ男性から出た意見だから

自分と真っ向から対立する意見を言うような恋人は必要ではなかったようだ。真っ向から対立してよいのは、男友達だけ。

私が言うことは全く彼にとって有益ではないと、はなから思われていたのだろう。

その決めつけが悲しい。

わたしの経験が物語るように、「女だから」という理由で男性は話を聞いてくれないことが多くある。
女性の言うことは軽んじるのはなぜなのか?

それは女性には知識がないと思われているから。論理的に話せないと思われているから。
女性の言うことはとるに足りないと思われているから。

決めつけないで、わたしの話を聞いて。

あの時わたしはただ、話を聞いて欲しかったんだなあ…

こうして女性は、知らず知らずのうちに、口を塞がれる。




ここまで読んでいただきありがとうございました。


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