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元恋人と元友達の話。

どうしても、文章にしたかったので。投稿させていただきました。



高校の時、仲良かった女の子と仲たがいした。

その子をAちゃんとする。Aの友達のBちゃんに最近恋人ができて、今は秘密でお付き合いしてるんだって。これ内緒だよ。と言われ、ふうんそうなんだと思った。家に帰り、母にBちゃんお付き合いしてるんだって、と言いそれでお話は終了。そもそも、誰と付き合っているのか教えてもらってないし、興味なんてそこで尽きる。

次の日、Aと部活が一緒なCが、Bちゃんが付き合ってる人がいるんだってね。部活でめっちゃ大きな声で話してたといってきて、わたしは、そうらしいね、誰なんだろうね。と何気なく返答したのだ。それが悪夢の始まりとは何も知らずに。


何日か後、AちゃんとBちゃんに廊下に呼び出された。いきなり、あんたのせいで、私たちの友情が壊れたと。秘密にしてって言ってたのに何で言ったの?なんで誰と付き合っているのかを嗅ぎまわるのと、Aが言う。

えっと…まあとりあえず固まる私。状況がよく読み込めない。矢継ぎ早に責め立てられるため、恐怖で何も考えられない。誰かに言ったっけ。そういえば母に言っちゃった。言わないでと言われたのに、そうだな、秘密にはできてないなとめちゃめちゃな回路で思考を組み立てた私は私は人に言ったかもしれないといってしまったのだ。

空気が一瞬で凍った。私たちの友情にひびが入った。しろは秘密すら守れない。しろの友達にこの悪行を全部ばらして、友達なんていなくしてやる。と言い放ち、私は廊下に取り残されたのだ。

幸い、どう考えても理不尽すぎるため、私の友達は全く減らず、むしろ信じてくれる子だけが私の周りに残って仲良くしてくれたが、なんであんなに罵倒されたのだろうと思って、今考えてみたのだ。

おおよその理由はたぶん、私がクラスメイトの男子と付き合いだしたから。もちろん、秘密を漏らした私に激しい憎悪を抱いたことに間違いはないだろう。しかし、理由はそれだけではないと思う。彼女は、私の恋人を若干気に入っていたのだと思う。

当時、わたしがお付き合いしていた恋人は頭がよく、結構話が面白かった。難関大を目指していて、一目置かれている存在だったようだ。そのため、Aちゃんはあまり取り柄がないように感じる私が、彼とお付き合いしていることが気に食わなかったようだ。

そもそも、お付き合いを始めたことが周りに広まっていくにつれ、彼女の耳にも届いた時から、これまで私の恋人を苗字+くんでよんでいたのに、いきなり、あだ名で呼び始めてみたり、私のほうが仲がいいアピールをされたり、かなりきつかった。

今となってみれば、可愛い話だが、当時の私にとっては深刻な問題だった。

英語の塾が一緒で、週に二回、いやでも顔を合わせなければならない。しかも、Aちゃんは人にやったことは忘れるタイプのようですぐに何もなかったかのように話しかけてくる。しんどかった。

じぶんが好きな子と一緒に私がいるときはいつもにこやかなのに、私と二人っきりになると対応が明らかに変わる。男子と、ペアワークをしただけなのに男好きと嫌味を言われる。恋人と付き合いだしたころからそれがエスカレートしていった。私の恋人は、Aちゃんと仲が良く、平和主義だからとか言ってそれをいさめることもなく、私をかばってくれることもなかった。わたしは、少し位かばってほしかった。そういう恋人に対する些細な不満も学生時代には誰にも言えなかった。

その恋人が浪人することが決まった時も、大学受験に落ちたのは、私と付き合っていたからだといわれた。私の存在が勉強の邪魔をしたと。

しかも、わたしはそれを恋人の口からきいたのだ。

そういうこと言われているみたいだから気にしないでねと。

かなりへこんだ。受験期、彼とは連絡も取ってないし、遊びに出かけることもなかったのに私のせいにされるのだと思った。

期待を一身に背負っていた恋人は、私と付き合っていたせいで。

受験に落ちたのだ。

それを学年の知らないだれかが、納得するのは無理がないかもしれない。

でも、私だって、第一志望の大学に、落ちたのだ。

でも。私のことは言われない。

ずるい、とおもった。

でも、恋人のことが好きだった。

だから、自分は東京の私立大学に進学して、恋人は東京の予備校へ祖父母の家から通って。

献身的に尽くしたと、自信を持って言える。でも、それと同時に自分の精神をすり減らしたのも事実だ。

遊びたいざかりの大学一年生。少し早く家に帰って、恋人と電話する。

浪人生活で、毎日、21時から声が聴きたいと恋人にお願いされたから。

私もうれしかった。恋人の声が毎日聞けるから。

夜のバイトは入れない。夜は、20時半には帰る。

たまにのデートも、彼が疲れをいやせそうな場所を考えた。二人で楽しめる場所。温泉とかかな?

クリスマスの日、恋人の予備校がある御茶ノ水から自宅の阿佐ヶ谷まで新宿までの間の電車だけでも会えたらとおもい、提案した。

私だけの負担なのだ。私には、御茶ノ水も新宿も逆方向。わたしだけに負担がかかるようにした。それでも、顔を見せれたらと思って、行こうとした。

でも、ルーティンが崩れるから会いたくないといわれた。電車の中では単語帳を見るのだと。三か月以上会っていなかった。だから、喧嘩した。受験が終わったら。変わると。私を優先すると。それを信じた。


そんなわけなかった。受験中に彼女を大切にできない人に、受験が終わっても、彼女なんか大切にできない。できるわけがない。

コロナでロックダウンして、東京にいる私は外に出れなくなった。何にもすることがない。病んだ。すごく悲しかった。でも、彼は、私たちが続けてきた、毎日の電話をやめようと提案してきた。

親から誰と話してるのか?って不愉快に思われるから。俺は、そんな迷惑かけるような女の子と付き合ってるとか言えないと。そもそも、お付き合いしていることを言えないって。

家族に紹介できないくらいの。付き合っていることを恥ずかしいと思っていて。

あなたと一緒にいる未来考えてない。だから、家族には言いたくない。端的に言うとそういうこと。

ずっと自粛生活で、一日一回の恋人の電話が、気分転換で。かつ癒しだった。一番つらいとき、何も言わずに支えたのに。私が一番つらいとき、には、支えてくれないんだと思った。私のこと、何とも思ってなかった。

私のことを、何しても許されるサンドバックにしか思ってなかったんだ。

自分がさみしいときだけ、頼れるときだけ頼って。私がしんどい時には、何もしてくれないんだって思った。

話していて、ある程度俺の話についてこれる。でも、俺よりは頭が悪い。自分の自尊心は傷つけられない。

どれだけ勉強して、彼より勝ったとしても、同じ土俵には上がらせてくれない。

だから。とてもとても、わたしは自信を無くしていた。

否定されるから。話しても、話を聞いてくれないから。

フェミニズムの話、したくても、聞いてくれない。自分にとって、とても大事な話。それを、人格ごと否定する。

別れるって選択も、正しいかどうかなんてわからなかった。別れるってときも、すごくつらかった。でも、それ以上に彼と一緒にいるのがつらかった。しんどかった。じぶんの心が限界だった。

もう自分だけを大切にしたかった。大切にしてくれない人を大切にしたくはなかった。彼を愛することができなくなった。

だから、お別れした。

自分のことしか考えてない、もちろん自分も。

彼と一緒にいる自分が大っ嫌いになった。

それが破局の原因。



あー。自分を大切にできてなかったな。

でも、いまは自分らしく。のびのびやれててすごく幸せ!

フェミニズムの発信も、恋人と別れてから、やりたかったこと、やる決心をした。noteも、Twitterも、standfmも。

やりたいこと、しっかりやれてて、毎日がすごく充実してる!

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