日本の性的同意年齢、13歳って低すぎない?
性的同意という概念が私の中に根差していなかったとき。
そもそも、もうすぐハタチになるような年になるまで、性的同意について学ぶ機会なんて一度もなかった。
たまたま、Twitterのタイムラインに流れてきた、性的同意をわかりやすく動画にした紅茶の動画を見るまで性的同意について一度も考えたことがなかった。
「あなたが紅茶を入れたからと言って、相手が飲む義務はない」
「無理に飲ませてはいけない」
「相手の意識がないときにお茶を入れてはダメ」
「意識のない相手に無理やりお茶を飲ませてはダメ」
この四つの文の『紅茶』という言葉を、『性行為』に置き換えて考えてみてほしい。
全部だめですよね。紅茶の文脈だと理解できる人でも、性行為に変えたとたん、認識がバグる人多いです。
同意のない性行為っていうのは犯罪で。
逆に、双方が楽しめない性行為ってどうなん?
片方だけが楽しむ性行為、それは、他人の体を使ったただの自慰行為です。他人を巻き込まず、自分一人でやるべき。
例えば、二人でラブホテルへ入って、さあ、イチャイチャしましょうってなった時でも、その時に、乗り気じゃなかったら、NOと言っていいのです。
で、ここでとても大事なのは、『NOを言える雰囲気を作っておく』ということ。
NOを言われたくないからと言って、NOを言えないように圧力をかけたり、断りにくい状況を作り出して、YESを引き出したとしてもそれは同意ではありません。
そしてかなり高度な意思の疎通、13歳にできるとは全く思えない。
私は、13歳になった日、その日から、世間からは性的同意できると考えられてて、もし、襲われたとしても自分の意思で性的な関係を持ったってみなされるなんて知らなかった。そして、当事者の子たちは、多分知らない。
13歳、小学校を卒業して、中学生になるくらいの年齢。
私は、しっかりしていると思っていたし、すべてのことは自分で決められると思っていた。大人、だと思っていた。
でもそれは違う。
高校生になったときも、大人になったと思った。
でも、それは違う。
大学生になった今、13歳の私を振り返ったとしても、どう頑張っても大人になんて見えないし、知識もないし、全く大人なんかじゃない。
高校生の自分を振り返っても、とても幼い。
性的同意年齢が13歳、ということそれは、幼いし、まだまだ子供な、でも、ちょっぴり大人びたくて、背伸びしたい。そんな子たちを、性的なことの同意、できるでしょ?と、無防備に危険な世界に放り投げるようなものだ。しかもそれはだいたい、大人がうまいこと言いくるめて、性犯罪を起こす。
そりゃ、大人になりたいと背伸びしたいお年頃。
自分で決めれるって言うでしょ。
でもそんなことないのに。
女の子は16歳で結婚できる、という風に現行の法律では決まってて、それと一緒でいいじゃないか、、
もっといえば成人する18歳とかが妥当だと思う。