2番目のラーメン

飯、ツナ子の人生で1番優先順位の高いもの。

上京してスーパーものが簡単には買えないことに気づく。
高い、納豆くらいだ地元と変わらないものは。
107円。それでも100円はいく。

家族とご飯は分けてツナ子料理はできるので!
いやいやいやいお金がない。
お給料入るまでは無理だ。

野菜をたくさんとって
無理だ、

恵まれた実家で生きてきた私は
野菜の腹のふくれなさに気づいてなかった。

サラダを大量に食べたとて
栄養は素晴らしいだろう
だが鳴る、お腹が鳴る
こんなに頼りないのか野菜は。

3食食べられるのならば、次の食事で取り返せばいい。
食べられないんです
働いて学校通ってのスケジュールの中に
丁寧に作ってバランスよく食べる
4番くらいです。

睡眠 入浴 洗濯 食事
ここです。

食事とは、人がいないキッチンで、こそこそ作り2階の冷蔵庫で保管しそそくさ食べる物。

前日作り置きの味うすナポリタンをチンして、冷えた食パンに卵ペーストを塗りつけたものを口につめて、明日の食料を残すため食事をやめた。

このお家には3人の男が存在する。
長男さんと次男さん、お父さんだ。

下のキッチンに降りるとぐつぐつ音が聞こえた。
ご飯食べますか
無口な次男からの言葉に
いいんですか
なんでもできるんですねと言葉がでた

いただくことにした。

申し訳なさがぐつぐつぐつぐつぐつぐつ

ツナ子は大急ぎで夕飯を詰め込みやめたのだ

降りてきたらご飯を食べさせてやろう
次男さんはそんなこと考えてた?

厚切り、白いツヤツヤの脂身の豚がのる太麺。

お腹は七分目
少し濃いめの塩味
それすらも塩分とれて嬉しいに変換される。

次男さんのこころのなかは分からない

私の分まで気配りしてくれた恩は返す



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