悩み苦しみは心の問題
バガヴァッドギーター 本読み会30回目
今回は四章18〜22節です。
四章は智慧による行為からの解放。
本読み会で、私が印象的だったところを書き残しています。
共感いただけたらとっても嬉しいです♪
第四章 智慧による行為からの解放
1.ヨーガの心の状態とは
この表現にとても素敵です。
たとえば、
昼を行為や、静けさ。
夜は無為や、ざわめき。
と、読むとわかるかと思います。
感覚器官を働かせて五感の満足を満たす活動は、真実を見る智慧の目は閉じている。意識は外向き。
感覚器官を静めて、智慧の目を開いていくのは、たとえば瞑想。意識は内向き。
活動していても心の中は静けさがある。
反対に静かに座っていても、心の中は一時も静まらない、いわゆる頭の中がごちゃごちゃした思考の洪水。それは見せかけの瞑想。
何をしているか?よりも、どのような心の状態で行為しているのか。
じっと座っていても心の中は暴走。
身体が動いていても心の中は集中状態で、雑念がなく静か。
そして、行為に駆り立てる心の状態で、それが無為であったり非行に。
2.私の心が現実を作る
認知症の介護について、参加者さんのお話が印象的でした。
幻覚も妄想もその人にとってはリアル。
認知症じゃなくても、自分の過去を振り返るとどうだろうか…?
未来の私が過去を俯瞰して眺めてみると、不安や心配の中にあった時の私は、妄想を心でリアルに感じていた。
「きっと〇〇に違いない。」
「〇〇すべきだと思う。」
その気持ちで行為したとしても、それはヨーガ行者にとっての夜だったと思う。
無智な者にとっての行為は、ヨーガ行者には無為となる。
その人の心が現実を歪める。
私の心が現実を作り出していると自覚した方がいいよね。
遊行者とは、人生の最後の時期で、世俗から離れて、完全に事物と財産を捨てる時期のこと。
3.ストレスとは揺れる心
ストレスって揺れる心だと思います。
苦しみって心の働かせ方。
成功と失敗。
成功は良い、失敗は悪い。
健康と病気。
健康は良い、病気は悪い。
失敗を恐れるのは、自分の価値が上がったり下がったするから。
肉体が永遠に生きることはないとわかっていても、病気は嫌で怖い。
本当の自分とは生まれることも死ぬこともない、永遠の存在とは信じられないから。
私の過去の記憶を元に作り出している今の価値観。そう思えば、価値観なんて人生の体験によって、また認知のあり方でいくらでも変わっていく。
4.悩み苦しみは心の問題
非常に深いです。
心の在り方ひとつで、束縛と解放、それを自由を感じられる!ということです。
ガムシャラに努力し解脱、なんてないのでは?と、私は思いました。むしろ肩の力を抜いたほうが、楽に解脱できるのかもしれません。
この写真はお土産でいただいたものです。それを本に挟んでいます。
私たちは幸せの青い鳥を探す、自分を知らない幸せの青い鳥。
苦しめられていると思う心の問題に、いつか気づくまで。私と私以外のものとの混同が苦しみとなっていると自覚するまで。
知るべきことはただ一つ。
それはいつまでなのか。
今日終わるのか。
今なのか。
由紀子
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