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はじめましての方向けの #あいさつ代わりのnoteベスト5 (2023年版)

 ドーモ。オレだ。ツナ缶食べたい(伝書鳩P)だ。いきなり余談だが、インターネットで名乗る名前は時に本名以上に知名度が高くなってしまう場合があるので、みんなは真剣に考えた方がいい。誓っても「家に食料がなんもなくて、一番最初に食べたいと浮かんだものをアカウント名にする」などという愚行は、しないでくれ。お兄さんとの約束だ。

 以前、初めてこのアカウントにたどり着いた人向けの「お通し」を自前で用意したのだが、なにせあれから3年が経過しており、そろそろ自己紹介をアップデートしなければという使命感にかられ、今こうして自分がインターネットに吐き出した文章を眺め、精査し、恥と屈辱にまみれながら、親に見せても問題ないであろう5本を選んでいる。よくもまぁ、誰からも頼まれたわけでもなく、お金を貰えるわけでもないのに、488記事(2023年7月現在)も書き上げたものだ。

 そして、その中から5選、自分の顔となるテキストを選ぼうということで、あーでもないこーでもないと唸っている。この男、書く文章のジャンルに一貫性がなさすぎないだろうか。映画や特撮好きを表明しておきながら、特定の会社が出すゲームに異常に執着したり、スマホゲーに手を出してはいつの間にかフェードアウトしたり、警察にお世話になったりしている。

 とはいえ、基本の骨組みは依然変わりない。なのでそのまま、過去の文章から引用してしまうとする。

コンテンツ語りにも二種類ありまして、「私が好きなものを皆様に紹介する記事」と「ミリしら沼入り体験レポ」の二種になります。新作映画のレビューはどれもが初見ゆえに後者なのですが、アニメやゲームといったすでに存在する名作良作を生身で浴びて、いいものは問答無用に素晴らしいのでズブズブとハマり、「ほら言わんこっちゃない」というオチがつくタイプのそれです。

オタクくんさぁ、初見の感想とか好きそうだよね~。 #あいさつ代わりのnoteベスト5

 オタクを長年やっていれば、自分の沼に新参者がズブズブとハマっていく姿はいつ見ても愉快痛快なものですが、気づかぬ内に自分も別の沼に足を踏み入れ、いつしか「見世物」になっているわけです。とはいえ、私は新しい世界や価値観に触れて楽しい、読者の皆々様は「新鮮なカモ🦆がきたぞー!!!!!」とカンカン鐘を鳴らせるわけで、実にwin-winな関係なわけです。このメソッドを活用すればキミもフォロワー数4万人越えのnoteライターになれるぞ!!マネタイズして儲けの3割をボクにください。お待ちしております。


人となり編

 とはいえ、コンテンツを咀嚼し、家の壁に感想という名のツッコミを入れ続ける異常成人男性の何を信用できようか、ということで、まずは書き手自身のパーソナリティを知ってもらうのが、自己紹介のマナーだろう。

 さっき、「親に見せても問題ないであろう5本」をセレクトすると言ったが、撤回させてほしい。腹を痛めて産んだ息子が、自分の愚息を会社の上司に見せつけているなどと知ったら、さぞ悲しむだろう。

 正しくは「見せつけた」のではなく「不運な事故」だったわけだが、何にせよ給料を貰うために媚びへつらうべき相手にマジでチンチンを見せたわけで、おれの真の姿は鳩ではなく、犬なのかもしれない。今日も資本主義の犬は、楽して稼ぎたい努力せずにモテたいと夜の月に向かって吠えるのだ。

 こうした日常の細やかな瞬間を書き留めたエッセイはこのマガジンに集合しているので、「お前のオタク語りなんぞいらんわ!」という人はこれをフォローするとよい。定期的に成人男性の“生き恥”が目の前に現れます。

アイカツ!編

 twitterを始めてからの大きな変化と言えば、女児向けアニメを観るようになったことだ。

 意図して集まったわけではないフォロワー各位が、なぜかそれぞれ別々の女児アニメのフアン(時折全てを支配している“怪物”もいる)であり、隙あらば推しアニメを見せようとぼくの可処分時間を狙ってくる。そんなわけで前回のベスト5では初めての作品として『プリティーリズム・レインボーライブ』の感想を選出したが、観た話数及びライブのために複数回遠征し、劇場で何度となく嗚咽を漏らしたという意味でも人生に大きすぎる楔を打ち込まれた『アイカツ!』との出会いにまつわる一本を。

 偉大なる初代が始まって10年のアニバーサリーを終えたばかりの『アイカツ!』だが、ぼくにとってのファーストインプレッションはなんと二作目の『アイカツスターズ!』から。しかもきっかけは声優に釣られてという不純極まりないものだったが、今となってはシリーズ全作品を制覇するほどの熱を得られたのだから、この出会いもきっと間違っていなかったはず。

 アイカツ!シリーズについてはスターズ!が複数の記事を、その他の作品も記事数に差こそあれ、すべての作品に感想を残してきている。これからアイカツ!に触れる人にとってのスタートラインに、あるいは全てを修めた有識者がかつての自分を思い出せるように、全ての始まりのテキストをここに置いておくとする。

フリュー編

 この文章を読んでいる9.7割の方が「フリューってなに??」って口に出したと思うんですけど、皆さんは知らずの内にこの会社にとってもお世話になっています。

 プリクラ。みなさん一度は撮ったことあるはず、ゲームセンターにかならず置いてあるアレです。実はフリュー株式会社、このプリントシール機史上におけるシェアをほぼ独占しており、この国にあるプリクラ機のほとんどがフリュー製で、つまりはこの会社に全人類の顔情報を掌握されたと言っても過言ではない、圧倒的な普及率を誇るのです。

データで見るFURYU

 他にも、プライズ商品などのキャラクタービジネスにも強く、若者が好むコンテンツにかなりの影響力を持つフリュー株式会社。とはいえ、プリクラとは無縁であるはずの独身成人男性が、わざわざ取り立ててこの会社をフィーチャーする理由とは何なのでしょうか。

 そう、ゲームです。ひょんなことから購入した『カリギュラ』シリーズによって、全国のJKが投入したプリクラ代を費やして制作される、プロデューサーのセンスやアート、楽曲などのセンスが抜群だけれど決して見た目やゲーム性がA級タイトルには届かないフリューのゲームが大大大大好き!!!!!!!!!!!!!!になってしまいました。

 世間のみんながハイラルを救ったり、オープンワールドのサブミッションに明け暮れる中、仲間内で夜な夜な初見の人間のプレイ感想を聞くためにスペースに集まったり、プロデューサーのyoutubeライブにスパチャを投げたり、潤沢とは決して言い難い公式からの供給やファンアートを見つければシェアしたりと、狭く小さい集落で一つのガムを味がしなくなるまで噛み続ける。そんな不健全でマイノリティな日々を過ごしているが、とくに『カリギュラ2』を強くプッシュし続けているので、もし見かけたら購入の候補に入れてほしい。頻繁にセールしてるので定価で買わんでいいからな

 昨年発売の『カリギュラ2』がまさしく「尖った」ゲームで、ボーカロイド文化を背景に持ち「現代病理×偶像殺し」という物騒なテーマを引っさげた異端児は、社会と自分との間に軋轢を抱いてしまった者たちが敵味方に分かれつつも善悪という二分論で切り捨てられることなく、多種多様な悩みや後悔に寄り添いながらもそれらを無下に否定しない態度に満ちており、歪ながらも優しい物語が展開されました。個人的には、配信機材と少しの知識があれば誰でも発信者になれる時代、すなわち「誰もが誰かのアイドルになれてしまう時代」に対して一つの答えを提示したエンディングのとある展開は、先鋭すぎるあまり数年後には通用しなくなってしまう危険性を感じさせつつ、虚を突かれたような驚きと感動が待っていて、ぜひともたくさんの人に触れてもらいたいと常々思っている。

『CRYSTAR -クライスタ-』カタルシスを得るための苦行を愛せるか?

ブルアカ編

 弁解させてほしい。

 ブルアカの感想noteの更新が滞っており、引退したのではないかという疑惑が立っているが、そんなことはない。不注意でアカウントの引き継ぎを失敗し、「戻し」に手間取っているだけなのだ。 

 苦労してヒエロニムスのカスを撃破し、『エデン条約編』を読み進めている途中に起きた悲劇。全ての生徒を平等に守り、慈しむべき“先生”であるおれは、ミカもアリウスの面々も救わねばならず、しかし目の前の出来事に忙殺され、今に至っている。

 なにせシナリオの一番面白い部分で停滞してしまっており、日に日に読みたい欲は高まっているのだが、資本主義の犬なので(伏線回収)働かねば飯も食えず、ガシャも回せんわけで、愛すべき生徒との時間を削りながら労働という名の苦役に勤しんでいるエブリデイなのである。マジの意味で「先生の次回作にご期待ください」の状態だ。あまり期待せずに待っていてくれると嬉しい。

遊☆戯☆王 編

 現在進行形の「見ず知らずの沼に自ら浸かっていく」シリーズは、世界で最も売れたトレーディングカードゲームの原作を「一切カードゲームに触れてこなかった」という稀有にも程がある状態で接種していくという、過酷にして長い旅路である。

 今のところ、原作漫画を終え、TVアニメを牛歩を思わせるスピードで楽しんでいる。全224話、平成ライダーなら4.5作、アイカツ!でも複数のシリーズを跨ぐ話数にビビり散らかしているが、CV:津田健次郎の社長というやけに親しみのあるキャラクターを追いかける日常に幸せを感じられるようになり、今では寝る前の楽しみとしてアニメを観続けている。

 すでに旅のゴールを設定しており、後は走り切るのみ。集大成となる劇場版を1%でも多く受け止められるようになる身体づくりは、ぜひとも一緒に走り抜けてほしいと考えている。同時再生スペースなども検討しているので、興味のある方は #ツナ戯王DM で進捗を追いかけてみてほしい。

いかがでしたか??

 ほぼ全裸を晒したと言ってもほどに2023年の自分を象徴する5本を選出した。果たして、この人間の文章を追い続けるに足るか、これらの作品群から判断してほしいし、仕事に学業に恋愛にと忙しい皆々様のスキマ時間に、ささやかでも笑いを届けられたらいいな、と思う。

 なにせフォロワーが4万もいるので責任は重大だが、上に立つ者の重圧をその両肩に受けつつ、アルファnoterとしての責務にこれからも邁進していく所存である。……なんだかインターネットだけでイキっている感じが凄いのでトータルとして親に見られたくないのは相変わらずだが、noteというオシャレで洗練されたSNSにもこういうのはいるということを知らしめて、今回はこの辺にしておこうと思う。

 フォローするかしないかは、皆さん次第。またね。

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ツナ缶食べたい
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