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湖国と故国について
生まれ育った東北最南端の地から関西に移住し、
今は琵琶湖のある街で暮らしています。
タイミングと勢いと直感にまかせて
気づいたらここにいた…という感じです。
でも滋賀県と福島県にはどことなく風景や街並みに似た雰囲気があり、
私にとってマイペースで暮らすには最適な環境。
それに滋賀と福島には、ちょっとした「縁」もあるのでした。
戦国時代には、日野(滋賀県蒲生郡日野町)の城主・蒲生氏郷公が、最終的に福島の会津若松に入りました。当時は「会津黒川」という地名でしたが、
氏郷公の故郷の日野にある「若松の森」にちなみ、現在の「会津若松」へと
改称されたのだそうです。
会津漆器の礎を築いてくれたのも、日野から招いた職人たちでした。
また東日本大震災の際には、関西広域連合が「カウンターパート方式」と
呼ばれるペア体制で被災地を支援してくれましたが、福島県のサポートには滋賀県と京都府がついてくれました。
私もきっと何かの縁で、今ここにいるのでしょう。
そしてライターの仕事をしているおかげで、
湖国と故国を行ったり来たりすることができています。
仕事以外の文章を何かにアップするのはとても久しぶりなのですが
行ったり来たりして感じた滋賀や福島の話、取材のこぼれ話やこぼれ写真、逃避行動から生まれる駄文など、気の向くままに書いてみます。
琵琶湖面に浮いているように見える浮御堂
福島市の花ももの里