琉球バス交通・那覇バスが運賃値上げへ
運賃値上げは15年ぶり
第一交通産業グループである琉球バス交通と那覇バスの両社は今月10日、沖縄総合事務局に路線バス運賃の上限額引き上げを申請したことを発表した。この申請が認可された場合、約15年ぶり※の運賃改定となる。(前回の実施は2008年12月)
※消費税の税率改定を除く
ここで、下記の表を見ていただきたい。
これは昨年の9月に、株式会社松屋フーズホールディングスが松屋で実施した商品価格改定の内訳である。対象商品の値上げ幅は、いずれも10~30円となっている。価格改定の理由について、松屋フーズホールディングスは
と発表している。
一方、同じページにて案内されていた下の表も見ていただきたい。
上記は松屋にて11時~14時限定で販売される、「ランチセット」の商品価格改定の内訳だ。ビーフカレーランチセットに関しては、この時に追加されたメニューのために、現行価格が表記されていないものと思われる。
この表中で特筆すべきなのは、牛めしランチセットだ。現行価格の550円から、50円値下げした500円に改定されている。一見すると喜ばしいことかもしれないが、これにはある理由があった。
消えた玉子
この表には次のような脚注が記されていた。
つまり、従来セットに付属していた玉子を廃止する代わりに、50円値下げするということだ。ちなみに松屋の生玉子と半熟玉子は、いずれも単品価格で80円(2024年1月現在)である。つまり、実質的に(セット内容を同じとした場合)牛めしランチは30円の値上げ、ということになる。
これについては賛否両論あるのではないだろうか。しかし、玉子を付けるかどうかという選択肢を消費者に与えているという点において、筆者はこの価格改定を高く評価したい。玉子を付けたければ追加で注文をすれば問題はないし、牛めし、サラダ、味噌汁の3点でも栄養バランスは十分に取れている。健康的な食事を毎日500円で提供してくれる松屋フーズホールディングスには、本当に感謝を申し上げたい。