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BTS釜山コン参戦記録 移動編
前置きが長すぎますが、次は失敗しかない移動について書きます。
ちなみに海外旅行は若い時から何度もしていますが、渡韓は初めてなので当然のことを言っていても大目に見てください。韓国語は初級レベルで、人間に向かって話したことはない状態で行きました。
出国~空港鉄道(AREX)乗車まで
航空会社がLCCだったため、ボーイング737で国内線のような仕様でした。座席の正面に画面はなく、電子機器を充電できるUSBポートもなし。そして今まで機内持ち込みできていたサイズのスーツケースも、規格外とのことで泣く泣く預けることに。午後1時過ぎの便で、意外と機内で軽食と水が出て嬉しかったです。ほぼ定刻で仁川に到着したのですが、まず入国審査の場所までが遠い。ターミナル本体へ向かう連絡電車に乗って移動しました。さらに長い直線を歩いてようやく入国審査の場所に到着。同時刻頃に日本各地から到着した飛行機が多く、入国審査を受けるまで30分ほど並びました。この時、ソウルからのKTXを日本から予約していたので、仁川到着から1時間後の空港鉄道に乗る必要がありました。一人で移動する可能性もあり、釜山の治安を心配して、少しでも釜山に早い時間に着きたかったんです。でもこのインターバルでは短すぎました。2時間後の空港鉄道に乗るくらいの余裕をみた方が良かったです。結局、予定の1本後の各駅停車で何とか望みをつなげそうだったので、それに向かって空港内を猛ダッシュ。私は韓国ウォンを一切持たずに来てしまっていて(失敗)、同行の友人が前回の韓国旅行で余った現金を持って来ていたので、そちらで空港鉄道の切符を買ってもらい、何とか電車に飛び乗りました。
空港鉄道(AREX)
仁川国際空港からソウル駅までは各駅停車で1時間強です。(直通なら45分)通常の電車と同じ横向きの電車で、スーツケースが置ける場所が車両の端にありました。ここでの次の問題はソウル駅でのKTXの乗り換えでした。乗り換え時間が8分程度しかありませんでしたので、AREX乗車中に乗り換えをイメトレできるYouTubeを友人が探してくれましたが、目的に合った動画は見つかりませんでした。空港鉄道は地下7階に到着しますが、KTXは地上2階です。スーツケースを抱えてエスカレーターをひたすら上りました。「KTX」のサインはたくさん出ていますし、行き方も単純なので幸いなことに迷子にはなりませんでした。何とか地上に到着して、乗り場へさらに2階へ向かってダッシュ。KTXには改札はなく、切符を誰かに見せる必要もないのでとりあえず駆け込み乗車。本当にギリギリで乗り込みましたが、本来は15分~20分見ておくべきだと思います。コロナのためか車内販売もないので、釜山まで乗るなら飲み物や軽食も買えた方がいいです。
KTX
フランスの高速鉄道TGVの韓国版とのことで、日本でいう新幹線にあたるものかと思いますが、私が乗った電車は新幹線というよりは古めの特急列車という感じでした。充電用のコンセントはありました。そして、致し方ないことですが、通路がとにかく狭かったです。今回は特に遠い国から来たと思われるアミのスーツケースが大きい場合が多かったのですが、反対側から来るとすれ違うことはできませんでした。私の2泊3日用機内持ち込みサイズのスーツケースですら、通路を通るのはぎりぎりでした。
改札がないために誰でも乗れてしまいますが、途中で車掌さんが車内を見回るので、勝手に空席に座ることはできません。でも車両の連結部にある簡易椅子に座っている人や立っている人を見ました。そういえば、コン・ユの新感染でも見たな…
マップ
乗り物ではありませんが、大事なことなので。基本的に韓国でGoogle mapは使えないと思ったほうが良さそうです。韓国の地名の英語表記でGoogle mapに入力しても、正確な場所が表示されません。Naverマップでハングル表記で入力するのが確実です。携帯のハングル入力を設定していない、ハングルの読み書きができない場合は、コピペで対応できます。あと、乗り換えを調べるアプリはコネストの「韓国地下鉄」を使いました。ソウルだと他にも使えるアプリがあるようですが、釜山の地下鉄はこちらがいいと紹介されていました。
NAMANEカード
もう一つ乗り物ではないですが、交通カードのこと。韓国の交通カードとして一番便利なのはWowpassのようです。しかし、私はNAMANEカードのポロライド風のオシャレさに惹かれ、迷わずNAMANEを選択しました。日本ではできない、推しの写真で交通系カードを作れるという韓国ならではの体験ができますので、推し活で韓国を訪れる方、カードのデザインにこだわる方にはとてもおススメです。1枚700ウォンなので、ちょっとしたお土産としてもいいかもしれません。本当は仁川のNAMANEキオスク(カードの作成、チャージができる機械)で作成予定でしたが、時間が無かったので、釜山駅で作りました。ソウル駅でもNAMANEキオスクを見かけましたが、ペットの写真でカードを作っていて、とてもかわいかったです。
好きなデザインでNAMANEカードを作るには、事前にアプリを落として、デザインを済ませ、生成されたQRコードをNAMANEキオスクに読み込ませる必要があります。(その場でも作れるようです。)そのアプリでチャージも可能ですが、日本発行のクレカはアプリ上では決済できませんでした。また仮想口座への入金も海外送金ではできないとのことなので、NAMANEキオスクでチャージすることになりました。日本発行のクレカを使ってのチャージは可能でした。ただし、NAMANEキオスクの日本語表記では「カードに充電する」と表示され、それがチャージの意味なので注意です。笑
釜山市内のバス
宿泊先に向かうために1度バスに乗りました。バスの時刻表はなく、系統の番号と何分間隔で来るかが表示されています。日本のバスと違い、系統番号が大きく表示され、行先の表記は切り替わって表示されるようです。ここで私たちは誤って逆方向行のバスに乗りました。(また失敗)現金でも乗れますが、私たちは釜山駅で作ったNAMANEカードで乗りました。バスの方向を間違えたのでもう一度乗りなおしたら、2回カードをタッチする必要があったようで、1回タッチして席についた私は運転手さんから怒られました。韓国語初級の私は、運転手さんが何を言っているかさっぱり分からず、この旅でバスを使うことはこれを機に諦めました。
支払さえ問題なくできれば、バス自体は難しくないと思います。現在地とアナウンスが若干ズレていることもありましたが、Naverマップなどを起動させながら乗っていれば、目的の場所で降りられると思います。ただ、お国柄なのか、地方の話なのか分かりませんが、とにかく運転は荒いですし、乗り降りも急かされます。
タクシー
流れのタクシーを捕まえましたが、私は韓国語が話せないので、タクシーで目的地を伝えることができず、結局乗ることはできませんでした。(またまた失敗)
その経験から、カカオタクシーを使って事前に行先を登録して呼ぶか、流れのタクシーに乗る場合は、予め行先を大きめの紙に書いて、運転手さんに見せるのが一番良いと思います。
私たちは携帯のマップを見せましたが、ドライバーが高齢の男性で文字が小さくて読めないと言われました。
私たちは行き先を伝えようともたついている間に「アンデェ!!」と言われてトランクに積んだ荷物を出されて降ろされました。途中、「イルボン?」と聞かれて日本語が話せるのかと思い頷いたのですが、そういうわけではなく、おじさんのイライラがヒートアップした感もあったので、今思えば逆効果だったかもしれません。
釜山市内の地下鉄
最も安心して使える乗り物、それは地下鉄でした。こちらも時刻表はありませんでしたが、7分前後の間隔で来ました。乗り換えもサインに沿って歩けば問題ありません。改札は遊園地のようなバーを押して入るタイプなので、スーツケースが大きいと大変かもしれません。車いす用の改札機も一度見ました。一つ心配事があるとすれば、日本のように改札に人はいません。困ったら呼び出しのボタンがあるようです。
長い長い前置きを終え、ようやく次はコンサート当日の記事を書きます。
つづく。