【映画】『グランメゾン・パリ』 感想
感想
面白かった。
木村拓哉が主演の映画を初めて見たと思う。
調理シーンがたくさんあり、何度も食欲が刺激された。特に、内部の肉が三層になっていたメイン料理とフランボワーズのデザートが美味しそうであった。
フランボワーズはベリー系の味で自分が好きなこともあり、映画内で美しく飾り付けられるシーンには思わず涎が垂れそうな思いがした。
また、フードインフルエンサーの役者が冨永愛であったことには驚いた。流石世界で活躍するモデル、冒頭では黒いドレスを見事に着こなしており本当に美しかった。
料理系の映画自体、見たのは初めてではないだろうか。とんでもない飯テロ映画だった…人生で一度くらいはミシュラン掲載のお店に食べに行きたい、そう思わされた。
二つ星と三つ星、その差がとても大きいものであることを映画を通して感じ取れた。
パリの綺麗な街中も見ていて飽きないものであった。
借金に追われていたチームメンバーが三つ星を取れると信じて借金取りの人達に叫んでいたシーンが強く印象に残った。
作中で色々な出来事を経て、最終的にスタッフ皆に意見を募り、協力して料理を考え団結していく流れがとても良かった。皆が団結してから三つ星を取るまでのクライマックスの展開は、初めて見た作品ながらも王道ストーリーのような心地の良い流れを感じた。
ミシュラン掲載の料理店とは接点が無い人生をこれまで過ごしてきたのだが、映画を通して星を取る厳しさや三つ星を維持することへの計り知れないプレッシャー、そしてフランス料理の奥深さなど、これまで知ることのなかったものに触れることができたように思う。
これまでフランス料理というのは、独自の個性的な伝統を長い間守ってきたのではないか、と勝手な偏見と先入観を抱いていたのだが、実は多様性を象徴するような料理であり、人々の文化や歴史に合わせて進化し続けてきた、そのこと自体が守り受け継がれてきた伝統であるのだと思い知らされた。
自分が見知らぬ分野の知見が得られる、というのは映画の醍醐味の一つであると個人的には感じているので、今回この映画を見て良かったと思う。
後書き(2025.01.05追記)
元々映画を年に何本も見るような生活を送っていなく、更に近年はアニメも漫画も碌に消化ができていないような限界社畜生活(仮)を送っていたのだが、最近映画を見る機会が増えて久々に文を綴ろうという気になったのでアカウントだけ作って放置していたnoteを引っ張り出すなどをした。
久々に筆を握ってみるとあら不思議、小学生並みの感想しか出ないではないか。しかし一日置いて考え直すといつも通りの体裁…と言うのも仰々しいが自分の文のペースを取り戻せた気がするので後書きを追加するなどをしている。
昔から言葉を並べるのが好きで、一時は小説家を目指し、一時は詩人を目指し、そしてまたある一時はブロガーを目指し…と人生において文字に惹かれ文字に魅せられ文字で何かを表現したいと思い行動した時は多いのだがここで語ると長くなりそうなので割愛する。
やたら上記の感想が子どもじみた…良く言えば率直、悪く言えばまとまりのない乱雑な文…であるのは恐らく勢いのままに書いていたのが原因だと思いたい。記事のリライトの際に、感想部分の文体や内容を大きく見直した。
今後はこのnoteの場を利用して感想、もとい駄文を垂れ流していこうと思うのでよろしくお願いします。