終焉

風に飛び雨に濡れ

今はもう地に散らかった

賛美されたが嘘のよう

散々に踏みにじられる花弁は白

容赦なく水たまりを弾き走り去る車

なぜかしら懐かしくよぎる真夏

弾けて色を失うは夜空に消える華

静かに咲くもの激しく咲かせるもの

どれもまた

短き時

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