残された道
家族
友情
愛とよばれる理想
そのすべては社会を生きる誰かの妄想
理想のない現実は
親は子の為に死ねず
子は誰かの理想に疲れ果て
人は比較される対象で生きる人間の本質のみ
子孫を残すためだけには生きなくなった私たち
親に人に現実しか見てこなかった
現実しか知らない私は理想ばかりを夢見ていた
「理想の男性は父です。」
「理想の女性は母です。」
そんな理想ばかりを植え付ける社会で苦しんできた私の道は、ずっと見通しが悪く細く歪んでいた。
現実しか知らなくても増えていった夢玉
求め
期待
失望
似たような失敗を繰り返す自分に舌打ち
いつまでも叶わぬ夢玉を思う
分不相応なんて誰が決めたの
現実を解かして進む夢玉は、自分を選ぶ期待の道。