繰り返す感情
私は捨てられたんじゃない
お前が自由になっただけ
最期はひとり納屋にぶら下がった
周りは最低な死に方だと非難した
側に居て声をかけてあげることすら出来なかった自分が情けなかった。その後憎しみという感情につきまとわれることになった。
去った親を待ち続ける健気な子供のはずだった
本当は違っていた
私は自分の親じゃない理想の親をずっと待ってた
自分に都合のいいかわい子ちゃんだった。
親に人に幻滅した世界に放り出された冷たい世界
固まった心の動きは取り戻せない。
幼児は走り
学生は叫ぶ
何もかも捨て去り投げやりに生きたいのは
仮面に疲れてやり過ごす大人だけじゃない
大勢の他人の中で私はひとり耳を傾けて過去を思う
家族だ友達だと集う人達は笑っているようにみえる
嘘くせえ奴ら
誰の話しもどうでもいいし
良かったねと思いもしない
イヤホンから脳内に流れるのは過去
希望を信じて疑わないあなたは脆い
止められないものだけが流れていく
お前は何に依存して生き延びてるんだ。
代償や報いそれは偶然という錯覚
答えなどないと言い聞かせる正解。
それでも人は偶然を信じ救われる
気晴らしの数は減り続け意気消沈。
重い血は体内に溜まったまま腐る
流れない血は今この時も台無しに