プラモデル雑誌は人生の教科書だったかもしれない
よく読むプラモデル雑誌ってありますか?
自分はプラモデルが趣味なので「スケールアヴィエーション」、「アーマーモデリング」を購読してます。特集の内容で「月刊ホビージャパン」、「モデルアート」、「モデルグラフィックス」を気分で購入してます。全部買えないし保管する場所も限られます。それに最近は惰性で購入している感もあり適当にページをめくり積んでいる感じが実情です。プラモデルを作成する際に、同じキットの特集記事あったよな~と引っ張り出すのが関の山。あとは、表紙や内容を確認しておかないと同じ雑誌を買う可能性もあるので。(ボケの始まり?)
今年、月刊ホビージャパンさんが55周年になるそうです。先月号から特集本となり連続で購入しました。別冊付録のメモリアル特集目的で購入したのですが、やっぱりホビージャパン好きです。自分に興味ないジャンルも目に留まる面白さがあります。「あれ? ナニコレ!」って感じで新しい発見が楽しいですね。学生の頃は父親が買ってくるホビージャパンを奪い取って、自分の本棚にしまい込んでました。年末が近づくとコタツに入り雑誌を広げ、クリスマスプレゼントやお年玉の使い道を妄想してワクワクしていました。それにSNSやネットもない時代、情報源は雑誌でした。そんな模型雑誌ですが引越しなどで処分してしまった号もありますが、気に入った号は今でも大切に本棚に収まっています。
特に好きだったのは「1990年 8月号 夏休み超特大号 No.255」です。
・表紙の「1/120 フルスクラッチ RX-93 νGUNDAM」の爽やさと力強さ(この時点では名称がHI-νガンダムじゃない)
・「1/100 フルスクラッチ RX-178 GUNDAM Mk-Ⅱ 」のスマートなデザインのカッコよさ。
・「MSZ-006 HYPER ZETA GUNDAM」(藤田版Zガンダム)の狂暴的なデザインのインパクト。
こんな凄いデザインを考えて、立体物として表現できる人達が居るんだ、世界は広いってショックを受けました。当時、高校1年生(記憶的には中学生)だったらしいのですが、人として何かが変わった瞬間だったかもしれません。
そして、社会人になりお金を稼ぐ立場になった時には、ネットで情報を漁り、当時買えなかった物や知らなったキットをかき集めて時期が懐かしいです。(※今も変わらんかも)
「雑誌ばっか見てないで勉強しなさい」って子供の頃、𠮟れましたが結果的には良くも悪くも、自分の人生に必要な養分だったんだなと今は痛感しています。物を作る楽しさ、アイデアやセンスなどたくさんの学びがありました。戦車や飛行機模型を通して、過去・現在の戦争の歴史や考え方を知り、化学や物理も体験しながら身に着いた知識も多いです。だって塗装する際の温度・湿度の影響・接着剤や溶剤の種類・筆やエアブラシの使い方・ニッパーで切る際の白化現象などなど、知らずに勉強してる事が多いと思いますよ。
犯罪&迷惑行為は別として、何でも好きな事、興味ある事をやり続ける事の大切さを強く感じる思いです。
そんな今の自分ですが、積みプラがどうにもならん状態である事は変らないのですが・・・。でも、昔のキットの値上が凄くて驚きです。新NISAよりやっぱりプラモ買った方が良いのでは?
※note開始から53日目-P0013