わがままを許してほしい。
大好きな人と暮らしている。
今まで生きてきた中で、確実に、一番愛している人だ。
たまらなく好きで、愛おしくて、毎日彼と迎える朝が幸せで。そんなひと時をこの先永遠に続かせていたい。ずっと、ずっと。
どうしても考えてしまう、ずっと先のこと。
5つ年上の彼がこの人生を全うして命の火が消えるとき、どうか私も一緒に連れていってほしい。
どちらかが先に空へ向かってしまったのなら、最後に一言「先に待ってるね」といって一旦お別れがしたい。
私のわがままを許してほしい。
大好きな人から愛される幸せを知って、失う恐怖がある。どう抗おうとも来てしまう最期の瞬間だけは、想像するより遥か先の出来事であるようにと
少しでも大好きな貴方の隣にいさせてほしい。