「オルフェウスの窓」4巻 池田理代子
2023年6月に少女まんが館へ行ったときに読んだ漫画の感想!
🌷「オルフェウスの窓」4巻 池田理代子
書誌情報:池田理代子「オルフェウスの窓」4巻(1976、マーガレットコミックス、集英社)
磯川警部みたいな人出てきた…
ユリウスが殺めた医師の行方を調べているらしいです。
ユリウスって、姉たちの対応をして相続対策もしなきゃいけないし、警部に追われるし、学校では男らしく振舞わなきゃいけないし、想い人はロシア革命に関わってるし(ネタバレ)、忙しいな。。
音楽学校の生徒なのに、音楽やってる暇あるんだろうか。
音楽学校の生徒らしく音楽に打ち込んでいるようすは、イザークが担当してくれています。
この巻は、町の有力者(イザークと演奏会のポジションを獲りあったライバルの生徒・モーリッツの家)がイザークの演奏会をいろんな手段で邪魔してくるというエピソードが続き… 妹のフリデリーケもとばっちり食うし…
貧しいって、つらい!
みたいな気持ちになるのでした。
その前に、ユリウスの学校の怪しい先生(ヴィルクリヒ先生)が何か口封じするためにマリアを舞踏会か何かに誘うんですよね(うろ覚え)。
その時のマリアが健気すぎる…😭
マリアって、ちゃんと自分の意志で自分のことを決めているから、立派です。マリアは婦人たちが中心のボランティア活動にも従事していて、それでいながら、『この活動は時間を持て余した夫人やオールドミスがやるようなもので、あなたのような若い娘がすることではない』とボランティア志願してきたお嬢さんにそれとなく諭したり… 大人!!😭
イザークとオーケストラは、いろいろあって野外で演奏することになるのですが、野外の演奏って学生の頃よくやったなあ…と思って懐かしく思いました。音響も悪いし、湿気あるし、弦楽器とかはびよんびよんになるので気の毒です。モーリッツが、演奏始まったにも関わらず演奏の邪魔をしようとする母を一喝する場面はお前偉いじゃんと思いました。
↑モーリッツ、良いこと言ってる。
フリデリーケは、モーリッツの家から睨まれて、市場で野菜を売る仕事から干されちゃうんですよね…悲しい……
フリデリーケ、血吐いてるし、どうなっちゃうんだろう……
イザーク、指揮者の人?か誰かに気に入られて持ち掛けられた、どこか(ウィーンかなパリかな)の音楽学校への進学話断ってたけど、フリデリーケを連れて進学した方がよかったんじゃ… その土地ならフリデリーケのつましい仕事の邪魔する商家も居ないし
とにかくフリデリーケが幸せになってほしいです。
イザークはユリウスが女の子であることを知っているのですが、
イザークが「ぼくらはオルフェウスの窓でであった……!!きみの恋人はぼくだ…!!」と言っている(モノローグで)のを読んで、イザークって、ユリウスのこと好きだったんだ…と思いました。
なんで自分はこんなに人の気持ちが分からないんだろう。。(漫画なのに)
あとアネロッテがすごい怖かった。鞭で人打ってた。ていうか人を都合良いように支配していた。
こいつたぶん本当に悪いやつだと思う。。
ラストの、飲食店でみんなのためにピアノを弾くイザークが素敵でした。