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したく
2025.01.28.
幼稚園か、小学生の頃、よく家出の支度をしていたことを突然思い出した。
幼い子供が家出をするのはあまりにも無謀である。でも支度をしていた時は一人泣きながら、鼻水を垂らしながら真剣に支度をしていた。1ヶ月に1回は支度していた気がする。
心の底では本気で家出をするつもりはなく、愛情の確認がしたかったのだと今になってなんとなく分かる。
おや…と思ったけれども、誰しもそういう時期はあると思い、ひとまず放置。
幼い自分の本気の家出支度の内容を思い出す。
小さな鞄に、絵を描くための鉛筆とノート、読んでいた本、気に入っていたぬいぐるみ、財布、と思っているもの。寒くないように上着。そんな感じだった気がする。
とてもシンプルで素晴らしい荷造りだなと我ながら思った。
今の自分は外出する時、あれもできるかも、これもできるかも、不安だから、と色々と持ち歩いてしまう。結果重くなって肩の痛みと闘う。必ず歩き始めて30分経過した時に後悔し始める。
そんな自分を見兼ねてもっと身軽で良いんだと、幼少期の自分が告げに来たのだろう。
今度からは荷造りや持ち物は身軽に、ついでに頭の中も軽くしていこう。