30代半ばで一人称を変えタメ語をやめた話
30代半ばを過ぎた頃、普段の一人称を「俺」から「僕」に変えることにしました。
そして仕事で会う人には年齢関係なく、すべての場面で敬語を使うようにしています。
この変化には、いくつかの理由があり、今日はそのことを書いてみようと思います。
まずは一人称について書いてみます!
一人称を「僕」に統一した理由
昔からの友人とは今でも「俺」と言いますが、それ以外で新しく知り合う人の前では、年齢や立場に関係なく「僕」と呼ぶようにしました。
子供と話す時も「僕」ですし、会社の役員など社会的地位の高い人と話す時も同じです。
20代半ばまでは、一人称を特に意識せずに誰に対しても「俺」と使っていました。今思えば少し非常識だったかもしれません。
20代後半になり、自然と目上の人には「僕」、年下や同年代には「俺」と使い分けるようになりました。
しかし、30代を迎えた頃に、この使い分けが面倒に感じ始めました。
ある日、50代の役員と20代の新卒社員と僕の3人で話す機会がありました。
役員に対して「僕は◯◯で」と敬意を示しつつ、新卒社員には「俺は◯◯で」と親しみを込めて話しましたが、ふと「この使い分けは面倒だな」と感じたのです。
また、時には言い間違えることもあり、これらの要素が重なって「一人称は統一したほうが楽かもしれない」と思い至りました。
さらに、著名人も含め多くの人が「僕」を使っているし特に問題ないかなーと思い変えました。
もう何年も仕事とプライベートで知り合う人には「僕」と言っています。
次に敬語を使うようになった理由を書きます!
敬語にした経緯と理由
20代の頃は、職場で知り合った人たちとプライベートでも仲良くなり、すぐにタメ語で話すことが多かったです。
しかし30代に入り、転職を機に、職場の人と距離感を保つようになりました。別に僕が嫌われているわけではなく、職場の人とプライベートまで会いたくないと思ったのです。
そして全ての仕事関係において、一人称と同じタイミングで敬語を使うことにしました。
この変化には、一人称と同様の理由もありました。
年上と年下で言葉遣いを変えるのが煩わしく感じたのと、タメ語で話し始めるタイミングや距離感をつかむのが突然分からなくなりました。
あと僕は初対面の相手が急にタメ語で話してきて距離を縮めようとすることに戸惑うことがありました。
また僕のことを同世代や年下だと分かった途端にタメ語に切り替えてくる人にも違和感を感じてしまい、もしかしたらこういう距離の縮め方をする人を自分は嫌なのかもしれないと思いました。
ただ敬語で話すようになってから「距離を取っている」と感じる人もいるようで「余所余所しい」と言われたこともありますが、周りもだんだん慣れていきました。
むしろ敬語を使うことで人との適切な距離感を保てると僕は感じています。
40代という年齢なのか、「落ち着いている」「偉そうにしない」など好感とも思える声も増えました。
それに職場の休憩中なんて、みんな年齢はバラバラで一緒に昼を食べたりしているし敬語が丁度いいぐらいです。
ものすごく割り切っているとも思います。
最後に・・・
一人称や言葉遣いを統一することで、自分の言葉のブレが少なくなり、振る舞いが少しずつ安定し、人と接する時のストレスが減り、心地よさが増したように思うし、なんか気が楽になりました。
大切なのは、周囲の人に対する敬意と、自分の言葉に対する一貫性を持つことなのかと思っています。
言葉遣いは、自分の内面を表すひとつの手段です。
これが正解かも分からないし、年齢を重ねたらまた違う考えになるかもしれないけど、その使い方に気を配ることで人との関係がより心地よいものに変わっていくのだと感じています。
おしまい!