ポジションプレーヤーWARへwRAA

要点

  1. Baseball-Referenceは、wOBAとwRAAを標準的計算よりも進化させ、いくつか重要な改良を加えてrOBA:このapproachにより、wOBA計算式において、異なる outtypeに関連する得点値をより包括的かつ正確にモデル化できる。

  2. Baseball-Reference wRAA指標は、標準approachと比較して、選手の攻撃的貢献度を測定する上で大きな改善を示しており、WAR計算のより信頼できる要素。

  3. rOBAは、ALとNLの打者を1つにまとめていない

  4. 投手打撃を除外し、全seasonのリーグ平均が若干高くなる。

  5. 各リーグの seasonごとに,個別の線形重み,wOBA係数,wOBA平均,scaleを計算

  6. 重要アイデアは、盗塁数が多い選手は盗塁が上手いと仮定されるので、回帰は考慮する。推定は、リーグの捕盗率と、二塁が空いた時走者の盗塁率を用いた回帰モデルに基づいている。

  7. 回帰は、1920年以前(deadball時代)と1920年以降(ライブボール時代)の時代に分けられる。

    1. 1920年以前CS% = LgのCS% - 0.8535 * SB/(.8 * 1B + .6 * (HBP+BB)) + 0.1619

    2. 1920年以降CS% = LgのCS% - 1.2834 * SB/(.8 * 1B + .6 * (HBP+BB)) + 0.1168

    3. この回帰base approachは、単にリーグ平均を使用するのに比べて、選手の捕捉盗塁率のはるかに優れた予測因子であることがわかった。

    4. 盗塁成功率80%(盗塁阻止率20%)の上限が適用。

  8. SB合計が高い選手がより優れた盗塁王であると仮定し、データは確かに実証している。この回帰は、リーグ平均を使用よりも遥かに優れたCSの予測因子であった。

  9. LgRunsROE = ROE_lg * (runs_1b + .018)

  10. LgRunsDP = DP_lg * (runs_cs).

  11. 進塁打(得点力が高いほど進塁打が多いことに注意)については、Tom Tangoが提案した計算式を使って推定: LgRunsAdvancement = (16*LgR/PA - 1)/40 * (AB - H - SO - ROE)。

  12. wOBA tot_runsMinus = (runMinusPerPA*(AB-H)) をROEで加算し、DPで減算し、進塁打で加算したリーグ得点で調整。

  13. 三振やその他のアウトは、標準的なwOBAの計算式には得点値を表す項として加えることができる。

  14. 三振得点価値:run_so = tot_runsMinus / (AB_lg - H_lg - ROE_lg - DP_lg)

  15. 、三振以外アウトの得点価値:run_nonso=(tot_runsMinus-(run_so*SO_lg))。 / (AB_lg - H_lg - SO_lg)

  16. Run_so = run_so - runMinusPerPA、Run_nonSO = run_nonso - runMinusPerPAとして、wOBA計算に組み込むことができる。

  17. 内野安打と外野安打の差が0.06点

  18. これらの変更により、特に極端なケースを扱ったり、時代を超えて選手を比較したりする際に、より正確で文脈に即したwRAA値が得られるようになった

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