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青天を衝け第9回/橋本左内が不憫で仕方ない

時は安政5年。
当時のトレンドワードは「尊王攘夷」だ。
『これが流行ってねぇ』
と、あたかも自分が
その時代に生きていたかのように語る徳川家康だけど
あれっていつ収録してるんだろう?
徳川家康の語り部分だけ
放送直前ぐらいだったりする?
青天を衝けクラスタの声を見聞きした上での
語りになってるような気がしなくもない。

というわけで第9回の個人的青天メモはこちら。

これが流行ってねぇ
橋本左内、赤鬼に捕まる
河野通訓(こうのみちのり)
引き籠る徳川慶喜
幸せ満喫中の栄一とお千代
長七郎、髪切りなさいw
コロリ流行中の江戸、JIN
何だか胸がぐるぐるしてきたで
社会の仕組みに手を出そうとする栄一が心配そうなお千代
引き籠りになった徳川慶喜
平岡に八つ当たりする美賀君怖い……w
橋本左内、平岡語り死
長命の秘訣は乾いておること、ぬれる湿るは万病のもと
聞き覚えるのある声、誰だ?と思ったら岩倉具視だったけど……
東禅寺某っていう武将いたなぁそういえば←
自らフラグをたててく井伊直弼
狂言「鬼ヶ宿」おとわの?井伊だけに?←
桜田門外の変、井伊の赤鬼斃れる
今が人を斬ることに抵抗のない世じゃなくて良かった
斉昭公、最後の接吻はアドリブ??w
案ずるべきは、この水戸ぞ

例によって公式がツイートしている【#青天ナビ】もいくつか。

彦根藩お抱え狂言師・九世茂山千五郎が初演した『鬼が宿』を
約170年後に十四世が演じたっていう話がなんだかエモい。

というか、例えば170年という数字を見たりすると
幕末っていう時代がさほど昔でもないような気がしてくる。

歴史っていうと自分とはかけ離れたご先祖様の時代
みたいな思い込みがあったりするけど
何かの手違い(?)で数世代ちょっと早く自分が生まれていたら
黒船の来航を見に行ったのかもしれないし
桜田門外の変を見物にいってたりしていたのかもしれない。

遠いようでさほど遠くないのが幕末の時代だ。

今回のメインディッシュは桜田門外の変。
幕末っていうと黒船とこの桜田門外の変は外せないだろう。

いつだったかハッキリとは覚えてないんだけど
多分井伊直弼生誕200年の2015年だったんじゃないかと思う。
テレビで井伊直弼の特集をやっていたのを偶然見た。
そこでは安政の大獄で暴れまわった赤鬼というよりも
苦労人・井伊直弼の生涯が纏められていた(と思うw)。

それまでさほど井伊直弼に興味が無かった私は(笑)、
彼が十四男でしかも庶子であったことはそこで初めて知った。
本来であれば江戸幕府の大老どころか
表舞台に立つことなど考えられないであろう生い立ち。
そこが一番の驚きで番組を最後まで見た記憶がある。
桜田門外の変当日、籠に敷いていた血染めの座布団も
確か紹介されていたんじゃなかったかなぁ。

今回井伊直弼を演じた岸谷五朗さんは
めちゃくちゃ良かった(語彙力w)。
井伊直弼っていう人物は
悪役的存在としての立ち位置が多いと思う。
でも岸谷さんは
悪役の立場ではありながらも
彼には彼の芯の通った正義があり
そして何よりも徳川幕府、将軍に対する忠義の強さを
感じさせてくれる演技が光ったと思っている。
凶刃に斃れた時の井伊直弼を見て
ちょっと目が曇りそうになったと同時に
今の時代が人と斬り合う時代でなくて良かったとも思った。

桜田門外の変といえば、こちらの映画?
2010年に公開された桜田門外の変とその前後を
水戸藩士・関鉄之助の視点で描かれている。
前後といっても大半が井伊直弼暗殺までで費やしてはいるが。

主人公の関鉄之助は井伊直弼暗殺の総指揮者で
日記も残しているらしいんだけど
これを演じていたのは大沢たかおさん。

大沢たかおさんと幕末といえば思い出すのは
TBSドラマの『JIN -仁-』。
主人公の南方仁を演じていたのが大沢たかおさん。

第9回で長七郎が話題に出したコロリの流行をとめるべく
仁先生が奮闘していた姿も懐かしい。
去年テレビでも再放送やってくれてたよね、コロナ禍ってことで。

まぁなんか話が脱線し始めたけど
もう一つ脱線したくなることがありまして。

今回孝明天皇に話しかけてる人の声が
なんか聞き覚えのある声だなぁと思ったら
その声の主は岩倉具視だったんだけど
その岩倉具視を演じていた人は
あの人じゃないですか。
これまたTBSドラマの『SPEC』で
桂小次郎役をやっていた山内圭哉さん。

桂小次郎って誰?って感じかもだけど(笑)、
見てた人はわかるはず
刑務所の中から予言をして的中してた人。
実際は予言じゃなくて聴覚が異常に優れたSPECホルダー。
数百キロだか離れた場所の音も聞こえる能力だった気がする。

ちなみに山内さん、Twitterやってて放送当日も呟いてた。

でこの山内さん
大河ドラマだと2作目の出演で
大河初出演は2004年の『新選組!』。
『青天を衝け』と同じく幕末モノで
演じていたのはなんと橋本左内だった。

そしてやっと今回の記事のタイトルに辿り着いたw

『青天を衝け』で橋本左内を演じているのは
小池徹平さん。
若き才能の塊だったらしい橋本左内の雰囲気が
よく伝わってくるのはイケメンだから?(笑)

というかこの橋本左内という人、
何気によく知らなかったりする。
坂本龍馬や西郷さんの話の本でも名前は目にするけど
あまり目立って出てこないというか……。
安政の大獄で亡くなってしまうせいだろうか。
幕末時代のドラマで出てきても
スッと消えていってしまう印象で
なんとなく不憫に感じてしまう。

私も名前ぐらいしか知らなかった橋本左内を
福井に旅行にいった際に訪れた郷土博物館で
少し知るようになった。

訪れたのが5年ぐらい前の話なので
今どういう展示内容になってるかは知らないんだけど
松平春嶽公と橋本左内が
めちゃくちゃ持ち上げられていたことは良く覚えているw
特に橋本左内に関しては
彼の逸材ぶりがわかる展示資料で溢れていて
なんでこんな凄い人のことをよく知らないんだろう?
と自分を恥じたぐらい。
26歳という若さで亡くなってしまっていることもあって
幕末モノの作品でも注目されにくい所はある?
ていうか26歳で死罪は可哀そうすぎる……。
本人も死罪は予想していなかったらしくて
無念さから泣きじゃくりながら死んでいったらしい。
そりゃそうだ。
もしも橋本左内が安政の大獄を乗り切って生き残れていたら
松平春嶽公の右腕として時代を動かす人物の一人だったろうし
後世でも、彼の偉業が広く伝わったはずだろう。

では『青天を衝け』の橋本左内はどうだった?
みんなの記憶に残ってる?


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つくも
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