声劇台本「視界に入れてくれてありがとう」
ちょっとホラーな朗読台本ですね。ストーカーぽいっていうか。
短編声劇映像的な。
さわやかに読むのも、粘着質に読むのも、ありですね。
キンッと鋭く冷えた空気が心地よく感じるのに似て、あなたの透明な視線に射抜かれるのは、とても気持ちがいい。
だから、ねぇ……こっちを向いて。
なんて、心の中で思っていることがバレたら、きっと気持ち悪がられるよね。
だけど、そう……バレて冷たい視線を向けられるのも、またいいのかもしれない。
だって、あなたの視界に入っているってことだから。
あなたに認識されているってことだから。
ふふ。
視線に気づいて、振り向いてくれたね?
ありがとう。
愛しているよ。
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