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※途中でプリンターの音が入っています(≧◇≦)
※音声・文章、どちらでも楽しめます。


おはようございます。
山田ゆりです。



今回は
迷惑メール対策に「オプトイン方式」が導入された理由【デフォルト効果】
をお伝えいたします。



メールの受信箱が不要なメールで溢れてしまい
メールの解除を一つずつしたり
迷惑メールとして報告したり
やっと受信箱がすっきりした。

迷惑メールが来る理由を考える。


例えばネットショップに会員登録すると
その中に「メールマガジンを送っても良いか」というチェック項目がある。

そこにチェックをしなければメールマガジンは送られて来ない。

これは迷惑メール防止法に則ったこと。
正式には「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」だ。


「メールマガジンを希望する方はチェックをしてください」という方式を
「オプトイン方式」という。

逆に
「希望しない人はチェックをしてください」を
「オプトアウト方式」という。


迷惑メール防止法が出来るまでは
「オプトアウト方式」が多かった。


それはなぜかと言うと

「希望しない人がチェックをする」オプトアウト方式は
つまり、「希望すること」が人の脳内で初期設定（デフォルト）になっている。


つまり「希望するのが当たり前だけれど、
ここにチェックを入れることで
あなたはそれから外れますがそれでいいですか？」と聞かれているようなもの。


人は「変わらなきゃ」と思いながらも
現在の状況に大きな価値を感じて
「変化をすることは損失」と考える傾向がある。

これを【現状維持バイアス】という。



その心理を上手く利用したのが「オプトアウト方式」だ。

「メールマガジンを欲しくない人はチェックをしてください」のやり方である
「オプトアウト方式」では
「今のままでいい」「変わりたくない」という人の心理を利用していて
むやみやたらにメールが送られてくる。


それではいけないと言うことで
総務省が「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」の中で、
迷惑メールが増えないようにと、
現行の「オプトアウト方式」から「オプトイン方式」への変更を決めた。


人は変わりたいと思いながら現状の初期設定（デフォルト）は
無意識のうちに自分にとっては「おすすめ」だと錯覚することがある。
これを【デフォルト効果】という。



このように商売とは人の様々な心理を利用
（ある時は悪用）して成り立っている。


人はどんな時にどのような行動をとるのか
知っておくことも必要だと思う。





今回は
迷惑メール対策に「オプトイン方式」が導入された理由【デフォルト効果】
をお伝えいたしました。

本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。　

ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。

山田ゆりでした。



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