お弁当はいかが?【音声と文章】
山田ゆり
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1387
※note毎日連続投稿1414日をコミット中1387日目。
※音声・文章、どちらでも楽しめます。
おはようございます。
山田ゆりです。
今回は
お弁当はいかが?
をお伝えいたします。
夫はホームセンターに勤めていた。
だから私が休日の日は子どもたちと一緒にお弁当を届けていた。
寒い冬は、なるべく温かいものを食べてほしくて
ランチジャーに入れていた。
そして、11:30から昼休憩になるから
10:30頃にお弁当を持って行っていた。
お店の駐車場に車を停め、保育園児の娘たちと一緒に車から出る。
「私が持つ~」
二女が大きいランチジャーを両手で持つ。
お店の入り口には自転車や園芸用品がたくさん並んでいる。
チラリとその中を眺める。
夫の売り場だからいるかなと思ったがいなかった。
「お父さん、いないね。きっとお店の中だね」
私たちはお店の中に入った。
レジの方が私たちをにっこりしながら迎えた。
「おはようございます。山田さんは今、バックにいます。呼んできますね」
その方は小走りに売り場の奥の扉を開けて見えなくなった。
入れ替わりに夫が出てきた。
「おっ!今日は〇〇(二女の名前)が持ってきたのか」
嬉しそうに二女が夫にお弁当を渡す。
二女は、はにかんで私の足にしがみつく。
娘たちに夫はそれぞれお礼を言う。
嬉しそうな娘たち。
お父さんにバイバイをして私たちはお店の出入り口に向かう。
先ほどのレジの方に私はお辞儀をした。
「バイバーイ」
その方は私に微笑みながらお辞儀をされ
そして娘たちに向かって手を振っていた。
休日に夫にお弁当を届ける。
ご褒美に何かを買うわけでもない。
たったそれだけ。
たったそれだけだけれど
日曜日の楽しみの一つだった。
子どもたちが休日にお弁当を持ってくるのは社内でも有名だったと夫は言っていた。
ただ届けるだけなのに、簡単な出来事なのにそれをしている人はいなかったから。
特別な事があるわけでもないのに娘たちはお父さんにお弁当を届けるのが楽しみだった。
女の子はお年頃になるとなぜかお父さんを毛嫌いする。
私がそうだった。
思春期以降、私と父の関係は最悪だった。
それは父が亡くなったその日まで続いていた。
父と娘の関係はそういう風になるものだと私は一人達観していた。
だから娘たちもいつかはそうなるだろうと私は思っていた。
しかし、娘たちに限ってそれはなかった。
中学・高校・大学・社会人。
娘たちが成長してもやはりお父さんが大好きだった。
あなたは今でも娘たちに愛されている。
そして、あの日
あなたは致死性不整脈で
何の前触れもなくこの世からいなくなった。
だから娘たちは、私と父のような冷たい関係には絶対にならない。
よかったね。
休日の朝
あなたにお弁当を届けていたあの頃を思い出す。
久しぶりに私のお弁当食べてみる?
今回は
お弁当はいかが?
をお伝えいたしました。
本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。
ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。
山田ゆりでした。
◆◆ アファメーション ◆◆
.。*゚+.*.。.。*゚+.*.。.。*゚+.*.。
私は愛されています
大きな愛で包まれています
失敗しても
ご迷惑をおかけしても
どんな時でも
愛されています
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だから私が休日の日は子どもたちと一緒にお弁当を届けていた。
寒い冬は、なるべく温かいものを食べてほしくて
ランチジャーに入れていた。
そして、11:30から昼休憩になるから
10:30頃にお弁当を持って行っていた。
お店の駐車場に車を停め、保育園児の娘たちと一緒に車から出る。
「私が持つ~」
二女が大きいランチジャーを両手で持つ。
お店の入り口には自転車や園芸用品がたくさん並んでいる。
チラリとその中を眺める。
夫の売り場だからいるかなと思ったがいなかった。
「お父さん、いないね。きっとお店の中だね」
私たちはお店の中に入った。
レジの方が私たちをにっこりしながら迎えた。
「おはようございます。山田さんは今、バックにいます。呼んできますね」
その方は小走りに売り場の奥の扉を開けて見えなくなった。
入れ替わりに夫が出てきた。
「おっ!今日は〇〇(二女の名前)が持ってきたのか」
嬉しそうに二女が夫にお弁当を渡す。
二女は、はにかんで私の足にしがみつく。
娘たちに夫はそれぞれお礼を言う。
嬉しそうな娘たち。
お父さんにバイバイをして私たちはお店の出入り口に向かう。
先ほどのレジの方に私はお辞儀をした。
「バイバーイ」
その方は私に微笑みながらお辞儀をされ
そして娘たちに向かって手を振っていた。
休日に夫にお弁当を届ける。
ご褒美に何かを買うわけでもない。
たったそれだけ。
たったそれだけだけれど
日曜日の楽しみの一つだった。
子どもたちが休日にお弁当を持ってくるのは社内でも有名だったと夫は言っていた。
ただ届けるだけなのに、簡単な出来事なのにそれをしている人はいなかったから。
特別な事があるわけでもないのに娘たちはお父さんにお弁当を届けるのが楽しみだった。
女の子はお年頃になるとなぜかお父さんを毛嫌いする。
私がそうだった。
思春期以降、私と父の関係は最悪だった。
それは父が亡くなったその日まで続いていた。
父と娘の関係はそういう風になるものだと私は一人達観していた。
だから娘たちもいつかはそうなるだろうと私は思っていた。
しかし、娘たちに限ってそれはなかった。
中学・高校・大学・社会人。
娘たちが成長してもやはりお父さんが大好きだった。
あなたは今でも娘たちに愛されている。
そして、あの日
あなたは致死性不整脈で
何の前触れもなくこの世からいなくなった。
だから娘たちは、私と父のような冷たい関係には絶対にならない。
よかったね。
休日の朝
あなたにお弁当を届けていたあの頃を思い出す。
久しぶりに私のお弁当食べてみる?
今回は
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本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。
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