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※途中でプリンターのメンテナンスが始まってすみません(≧◇≦)
※音声・文章、どちらでも楽しめます。



おはようございます。
山田ゆりです。



今回は
周りの人の頑張りに勇気づけられている
ということをお伝えいたします。



10月5日に最低賃金が改定される。
給料計算を担当するのり子は
その件について調べてみて
会社がしなければならないことは3つだと分かった。

1つは、パートさんの時給を上げること。
2つ目は、月給の方で最低賃金を下回る人の基本給を上げること。
3つ目は、来年新卒の方に向けた求人を出しているが、
その基本給を上げること。


のり子は全従業員の時給を算出した表を作成した。

最低賃金が上がると、それ以下の人だけではなく
全体の状況把握が必要になるからだ。

「最低賃金」と言う言葉を聞くと
「時給」で働くパート・アルバイトさんをすぐに思い浮かぶが、
「月給」の人も最低賃金は当たり前に関係する。

この3つの件は遅くても今月末までに結論を出さなければいけない。

給料の事だから検討する時間が必要になる。
こう言うことはなるべく早く社長に進言した方が良い。



のり子は一覧表を手に社長室に向かった。

社長室の透明なガラス戸の向こうには
社員と向かい合っている社長のお姿が見えた。

のり子は諦めて自分の席に戻った。
少しして、社長室から社員が出てきた。


のり子は腰を浮かしかけたが
それを待ち構えていた別の社員が社長室に入っていった。

そしてしばらくしてその社員が出てきた。
すると社長がＡさんを呼び、Ａさんが社長室に入っていった。

「ああ、今日は特にお忙しいようだ。どうしよう。」



のり子はＰＣに向かった。
今すること、それらの期限、順番をエクセルに入力し、
どれを優先すべきかを考えた。

今日はこの件は終わらないかもしれない。
するといつ頃その答えが返って来るだろうか。
その答えが返ってきたら辞令を作成しなければいけない。
その頃、別の大きな案件が控えている。

「社長はお忙しそうだから、今日、この件を進言するのはよそう。」

のり子はあきらめた。

そして、社長室から社員が出てきて社長室は静かになった。



今日はよそう。

社長はかなりお忙しそうだ。
皆さんが受注額数十万円、数百万円の話をしているのに
私は高々1,000円もしない最低賃金の話をしに行くのだ。


明日にしよう。

珍しくのり子は弱気になった。



すると、隣の営業室から明るい笑い声が聞こえてきた。
最近入社したばかりのＡさん（50代）だ。
Ａさんはバリバリの営業マン。
そして明るい。

豪快な笑い声は周りの人たちの気持ちを明るくする。



入社したてのＡさんも頑張っているんだ。

そうだ、私もがんばろう！


のり子は書類を持って社長室のドアをノックした。






今回は
周りの人の頑張りに勇気づけられている
ということをお伝えいたしました。

本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。　

ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。

山田ゆりでした。



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