『イエスセット』で相手の心を開く【音声と文章】
山田ゆり
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※音声と文章、どちらでも楽しめます。
おはようございます。
山田ゆりです。
今回は
『イエスセット』で相手の心を開く
ということをお伝えいたします。
私の直属の上長は人との接し方が上手い。
来社された方との接し方が上手い。
それが初対面でも、立場がかなり上の方でも
上手に話を持って行って場を盛り上げることができる。
そして、相手にいい気分で帰っていただいている。
何が違うのかを隣にいて
相手のお話を聞きながら彼女の言動も伺う。
「昨日までお天気だったのに、今日はすごく吹雪いていますよね～。」
「そうなんですよ。そろそろ長靴は良いかなと思っていたところでしたが。」
「でも、何となく春が近いって感じがしてきましたよね。」
「そうですね。風と言うか匂いがそんな感じですよね。」
そんな会話で始まる。
当たり障りのない会話で
相手に「そうです」という
肯定的な言葉を言わせるようにしている。
これは「イエスセット」という
心理カウンセリングの手法のひとつで
人は3回続けて「イエス」と言うと
相手に心を開いてしまうそうだ。
これを「一貫性の法則」という。
イエスが続くと、
次の話にもついイエスと言ってしまう心理。
また、こちらからの言い方にも
注意することがある。
例えば先ほどの
「昨日までお天気だったのに、今日はすごく吹雪いていますよね～。」
「そうなんですよ。そろそろ長靴は良いかなと思っていたところでしたが。」
となればよいが
これが
「今日はすごく吹雪いていますよね～。」
「あ～、でも、午後からはお天気になるようですよ。」と返ってくる可能性もある。
だから、相手が上手く「イエス」と言わざるを得いないように
「ノー」という選択肢が無いような語り掛けが必要になってくる。
この「イエスセット」は
「天気」の他に
「仕事」「業界」などもある。
そうしてみれば
美容院に行って担当の方が開口一番
「（髪が）伸びましたねぇ～」と言うが
それもイエスセットなのだと気づく。
ほどんどの人は髪が伸びたから美容院に来ている。
だから
「伸びましたねぇ～」と言われて
「そうでもないですよ。そんなに伸びていませんよ。」とは言わない。
「そうなんです！ここのあたり、もっさりしてきて。」とか言う。
これもお客様の心を開いて
リラックスさせる方法だ。
ふと、こんな商法を思い出す。
密室の空間の、ある集会で
タダの商品（景品）が欲しい人に手を挙げさせる。
当然、タダなのだから欲しい人たちは手を挙げる。
主催者は次のタダの商品（景品）を言う。
集まった人たちはまた手を挙げる。
それを繰り返していって
終わりころに高い商品を言うと
つい手を挙げて買ってしまう。
こんな商法があったと記憶している。
これもその一貫性の法則を利用したやり方なのではないか。
人の心を開く方法のひとつ
イエスセット。
仕事柄、会計事務所と毎月やり取りをしている。
その担当の方からの電話の最初は
いつも定型で、ある意味、どうして毎回
同じなのだろうかと思っているが
これも訳があってなのだと気が付く。
電話はいつもこんな感じで始まる。
「○○と申します。ゆりさんはいらっしゃいますか？」
「はい、私です」
「いつもお世話になっております。今、お電話大丈夫でしょうか？」
「はい、大丈夫です」
丁寧だが、その話を端折ってもいいのではと毎回思うが、
そうか！
イエスをいただいているのか！と気づく。
また、本業で私は
社長のお話をお聴きすることが多い。
その中で、例えば社長が
「あの件は平成24年だったから、かれこれ、8年くらいになるんだね。
あ、いや、10年になるんだね。」
「はい、10年になります。」
という会話がある。
内心、「社長、10年でしょ」と思うが
これも社長のイエスセットなのではないかと気づく。
つまり、わざと年数を間違えて言って
相手からイエスをもらっているのではないかと。
小さなイエスをもらう積み重ねをすると
相手の心が開きやすくなる。
人はイエスを続けて言う事で
一貫性の法則が働き
次もイエスと言いたくなる。
そのイエスをうまくとるには
相手がノーという選択肢が無いような問いかけをする必要がある。
何十年も事務の仕事をしているが
学びはいつもそばにあると感じる。
今回は
「イエスセット」で相手の心を開く
ということをお伝えいたしました。
本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。
ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。
山田ゆりでした。
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突然、アルツハイマー型認知症になった同居の実母を介護した、
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『読むとほっこりする』
『胸にじーんと来ました』
などの感想をいただいています。
.｡*ﾟ+.*.｡ ﾟ+..｡*ﾟ+
大それたことはしなくてもよい
そこに向かう姿勢が大事
日々忘れない努力をする
.｡*ﾟ+.*.｡ ﾟ+..｡*ﾟ+
おはようございます。
山田ゆりです。
今回は
『イエスセット』で相手の心を開く
ということをお伝えいたします。
私の直属の上長は人との接し方が上手い。
来社された方との接し方が上手い。
それが初対面でも、立場がかなり上の方でも
上手に話を持って行って場を盛り上げることができる。
そして、相手にいい気分で帰っていただいている。
何が違うのかを隣にいて
相手のお話を聞きながら彼女の言動も伺う。
「昨日までお天気だったのに、今日はすごく吹雪いていますよね～。」
「そうなんですよ。そろそろ長靴は良いかなと思っていたところでしたが。」
「でも、何となく春が近いって感じがしてきましたよね。」
「そうですね。風と言うか匂いがそんな感じですよね。」
そんな会話で始まる。
当たり障りのない会話で
相手に「そうです」という
肯定的な言葉を言わせるようにしている。
これは「イエスセット」という
心理カウンセリングの手法のひとつで
人は3回続けて「イエス」と言うと
相手に心を開いてしまうそうだ。
これを「一貫性の法則」という。
イエスが続くと、
次の話にもついイエスと言ってしまう心理。
また、こちらからの言い方にも
注意することがある。
例えば先ほどの
「昨日までお天気だったのに、今日はすごく吹雪いていますよね～。」
「そうなんですよ。そろそろ長靴は良いかなと思っていたところでしたが。」
となればよいが
これが
「今日はすごく吹雪いていますよね～。」
「あ～、でも、午後からはお天気になるようですよ。」と返ってくる可能性もある。
だから、相手が上手く「イエス」と言わざるを得いないように
「ノー」という選択肢が無いような語り掛けが必要になってくる。
この「イエスセット」は
「天気」の他に
「仕事」「業界」などもある。
そうしてみれば
美容院に行って担当の方が開口一番
「（髪が）伸びましたねぇ～」と言うが
それもイエスセットなのだと気づく。
ほどんどの人は髪が伸びたから美容院に来ている。
だから
「伸びましたねぇ～」と言われて
「そうでもないですよ。そんなに伸びていませんよ。」とは言わない。
「そうなんです！ここのあたり、もっさりしてきて。」とか言う。
これもお客様の心を開いて
リラックスさせる方法だ。
ふと、こんな商法を思い出す。
密室の空間の、ある集会で
タダの商品（景品）が欲しい人に手を挙げさせる。
当然、タダなのだから欲しい人たちは手を挙げる。
主催者は次のタダの商品（景品）を言う。
集まった人たちはまた手を挙げる。
それを繰り返していって
終わりころに高い商品を言うと
つい手を挙げて買ってしまう。
こんな商法があったと記憶している。
これもその一貫性の法則を利用したやり方なのではないか。
人の心を開く方法のひとつ
イエスセット。
仕事柄、会計事務所と毎月やり取りをしている。
その担当の方からの電話の最初は
いつも定型で、ある意味、どうして毎回
同じなのだろうかと思っているが
これも訳があってなのだと気が付く。
電話はいつもこんな感じで始まる。
「○○と申します。ゆりさんはいらっしゃいますか？」
「はい、私です」
「いつもお世話になっております。今、お電話大丈夫でしょうか？」
「はい、大丈夫です」
丁寧だが、その話を端折ってもいいのではと毎回思うが、
そうか！
イエスをいただいているのか！と気づく。
また、本業で私は
社長のお話をお聴きすることが多い。
その中で、例えば社長が
「あの件は平成24年だったから、かれこれ、8年くらいになるんだね。
あ、いや、10年になるんだね。」
「はい、10年になります。」
という会話がある。
内心、「社長、10年でしょ」と思うが
これも社長のイエスセットなのではないかと気づく。
つまり、わざと年数を間違えて言って
相手からイエスをもらっているのではないかと。
小さなイエスをもらう積み重ねをすると
相手の心が開きやすくなる。
人はイエスを続けて言う事で
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次もイエスと言いたくなる。
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何十年も事務の仕事をしているが
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今回は
「イエスセット」で相手の心を開く
ということをお伝えいたしました。
本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。
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突然、アルツハイマー型認知症になった同居の実母を介護した、
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