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ちょっとした配慮でトラブル回避【音声と文章】

山田ゆり
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※音声と文章、どちらでも楽しめます。

おはようございます。
山田ゆりです。


今回は、
ちょっとした配慮でトラブル回避
ということをお伝えいたします。



勤務先は製造業。
作るものは手のひらに収まるものから
大きなトラックに乗せて現場まで運び
ユニック車を使って建物にとりつける重量サイズのものもある。

外での取り付けの時は
交通整理や騒音などに配慮して
作業場所周辺のご家庭を事前に訪問して
少しの間、ご不便をおかけするとご挨拶にまわる。

人は事前にそういう事があると分かっていれば
少しの騒音なども我慢できるというものだ。

何も前触れもなく自分に不都合な事が起きると
ちょっとしたことでも不愉快な思いになる。
だから予告があると、
人はそうなると身構えているからそれを受け入れやすい。


ある夜、暗い庭の中に動くライトが見えた。
娘たちが先に気が付いた。

我が家には、か弱い女性しかいない。
玄関には二女のバッドを置いているが
それは防御に役立つのかは分からない。

恐る恐るカーテンの隙間から外を眺めた。

我が家の敷地内にライトが点いたままの軽トラックがあり
男性が懐中電灯を空に向かって当てている。

その光の先はお隣の蔵の軒先だった。
そこにハチの巣がある。

どうやらその巣を撤去する業者さんが
下見をしに来ているようだ。

巣から出てくる蜂が
我が家の洗濯物に寄って来るので
私たちは最近とても困っていたが
私たちはお隣に苦情を言えずにいた。


先日、我が家の庭の木を業者さんに依頼して切っていただいた。
その作業中にお隣の方が作業を見に来ていたが
その時ハチの巣の存在に気が付かれたのかもしれない。

だからハチの巣を撤去して下さるのはありがたい。

しかし、何の前触れもなく夜に
我が家の庭に入って電気を点けてうろうろされ
知らされていない私たちは最初何事かと心配した。

その蔵は我が家とお隣の境界線ギリギリに建てられている。

だから、そこを見るために
業者さんは我が家の庭に車を停めて
我が家の敷地内をウロウロしていた。

事情が呑み込めたから安心したが
ひとことこれから作業するという事を
教えてほしかった。



その時、勤務先の事を思い出した。
同じ作業をするのでも
事前に教えていただければ
気持ちよくそれを受け入れる事ができる。


何も前触れもなく自分に不都合な事が起きると
ちょっとしたことでも不愉快な思いになる。

逆に予告されていると
そうなると想定しているから
それを受け入れやすい。

そうか!ちょっとしたことだが
僅かの配慮で人の心情は変わるのだと実感した。


想定外な事は人にとって嫌なこと。
嫌なことを回避するには
想定外な事を想定内にすればいい。

事前に知っていれば
それは想定内になり受け入れやすくなる。


不利益な事を回避するには
想定外なことを事前に
想定内におさめておけばいい。




今回は
ちょっとした配慮でトラブル回避
ということをお伝えいたしました。


本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。 

ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。

山田ゆりでした。



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