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縁を結んだ60年以上前の一枚の写真【音声と文章】

山田ゆり
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※音声と文章、どちらでも楽しめます。

おはようございます。
山田ゆりです。


今回は、
縁を結んだ60年以上前の一枚の写真
ということをお伝えいたします。



我が家はただ今、旧宅の断捨離中。
現在、2階の三女の部屋を片付けている。


この部屋は10畳の和室。
もともと母の部屋だった。
母が認知症になってから下の10畳の和室に移り、
それ以降は三女の部屋になった。

三女の部屋には、母の箪笥2竿と
娘たちが小さい頃に共有していた箪笥1竿がある。

母の箪笥の上にたくさんの箱が積んであった。
それはほとんど、いただきもののタオルの類だった。
これらは思い切って捨てる事にした。

その箱と箱の間に大きな封筒があった。
中は姉の結婚した時、写真館で写したアルバムだった。

和装姿の夫婦が映ったものと
白無垢姿の姉が一人写っているアルバムだった。
丁寧に封筒にしまって大事に収まっているのはきっと、
几帳面な父がしたのだと思う。
雑な性格の母はそんな事をしないと思う。


今は亡き姉のご主人様の若かりし頃を思い出す。
懐かしい。
出逢った頃は痩せていたよなぁ。
我が家の跡取りの予定だった弟が亡くなってからは
田植えや稲刈りの時はとてもお世話になった。
私たちよりも25センチ以上背が高かったから
天井の蛍光灯の取り換えなど
高いところの作業をよく頼んだものだ。


その2枚のアルバムの間に
白黒の写真が1枚挟んであった。
それは、アルバムで大事に挟んであるようにも思えた。


坊主姿のりりしい男性。
https://yamayuri58.com/tyoubo/wp-content/uploads/2021/10/20211009_160800.jpg


すぐに分かった。
父である。

父は若い頃、とてもハンサムだった。
この写真を二女にラインで送ったら
二女もすぐに、おじいちゃんだと分かった。

そして二女が言う。
「これ、大正か明治時代の写真?(笑)」
そんなはずはない。
父は昭和6年生まれだから。

「この時代に写真を撮るという風習はなかったから
これは特別な時に撮ったって事だよね。
これ、おじいちゃんのお見合い写真なんじゃない?」

なかなか察しのよい二女である。
私もきっとそうだと思った。
6人兄弟の下から2番目だった父。

なんとか結婚させたいという
ご両親の子を思う強い愛を感じる。


この写真がなかったら
父は我が家にお婿さんにはこなかったし
私も産まれていなかった。



両親のお見合い当日の様子が面白い。
ガサツでガハハな母は
お見合いを拒否していた。

お見合い当日、
スーツ姿でやってきた父とは対象に
母は野良仕事から帰ってきた
そのままの格好で父にあったそうだ。

昔、父との馴れ初めを聞いた時
母から教えてもらったエピソードである。


私が夫と初めて出会ったときが
両親の時の逆バージョンだと気が付いた。

あの日、私は一応、気合を入れた服装ででかけ、
それに対して夫は素足でつっかけだった。
なんという偶然( *´艸`)。



今年(2021年)は昭和で言うと96年。
という事は、父が生きていれば90歳。
縁を結んだ60年以上前の写真。


それにしても、父の顔は
若かりし頃の弟にそっくりだ。

そして私も最近母に似てきたと思う。
やはり、親子ってそういうものなのか。





今回は
縁を結んだ60年以上前の一枚の写真
ということをお伝えいたしました。


本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。 

ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。

山田ゆりでした。



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