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日々の現象の抽象化

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日々の現象の抽象化

最近の記事

読書要約#19 入門 起業の科学

①アイディアを検証する企業は何かしらの課題を解決するために存在する。特にスタートアップに関しては、それが「自分ごとの課題であるか否か」というのが大事になってくる。自分にとっても他人にとっても、だ。 まず他人目線から。スタートアップは世間的には信用度が低い。結果をまだ出していないから皆、怪訝的な目で見るのだ。だけども仲間を1人1人増やしていかなくては事業を回すことも資金調達することもできない。そこで大事になるのが「課題に対する思い」である。その課題に対し強烈な原体験があり心の底

    • 読書要約#18 苦しかった時の話をしようか

      父から就活生の娘に送る、手紙形式の人生のアドバイス。 ①要約キャリアをどのように決めるか、あるいは人生をどのように生きるか、ということがこの本には書かれている。キャリアを決める際に変数として動かせるのは次の3つ。 ①己の特徴の理解、②それを磨く努力、③環境の選択 だ。 まずは己の理解から。つまりは、自分がどのようなタイプの人間で、人生の目的のためにどの職能を身につけると良いのか、を理解するということだ。本書では人間のタイプをT(thinking)の人、C(communica

      • 読書要約#17 言語化力

        人間は言語によって意思疎通を行なっている。それを操ることによって様々な現象が起こっていて、その扱い方によっては無限の可能性が広がる。そんな言葉のプロフェッショナルになるための第一歩。 ①言葉にする方法言葉にするには「スタンス」を決めることだ。 -自分が絶対に曲げたくない価値観は? -どんな社会であってほしい? この2つの質問で自分のスタンスが決まる。つまりは、社会における立ち位置と世の中の動きに対する好き嫌いの表明をするのだ。これがないと発言したとしてもありきたりな言葉

        • 読書要約#16 ロジカルシンキング

          ロジカルシンキングについての技術が詰まっている一冊。ロジカルシンキングは仕事をする上での必須能力であり、日常から少しずつ意識していくしかないなと思わされた。 ①論理的に思考を整理本書では3つを紹介していた。1つ目はMECEである。これは何回も紹介したので説明は割愛する。もれなくだぶりなくである。2つ目は「観察」のso what?(だから何?) why so?(どうしてそうなった?)だ。データや情報が何を意味するのかを要約し、同時に本当にそれが言えるのかを検証すること。3つ目

          読書要約#15 問題発見プロフェッショナル

          問題発見のための指南書。適切な問題がセットされなければ問題解決の質も落ちる。問題を見つけるのは難しくかつ重要だとわかる王道の一冊。 そもそも問題とは何か?本書では「あるべき姿-現状=ギャップ」をすなわち問題と定義していた。それを踏まえて問題発見のポイントを3つ紹介する。 ①あるべき姿を描く上記定義より、あるべき姿がないと問題をセットできないことがわかる。でも描けないケースも多々あるわけでそれは以下の2つが考えられる。 -ビジョン構想力が欠如 そもそも未来について構想する

          読書要約#15 問題発見プロフェッショナル

          読書要約#14 問題解決プロフェッショナル

          問題解決能力を高めるための基礎がここに。既知の情報も多かったがそれだけ大事だということだし、マスターせねばプロフェッショナルにはなれない。 ①思考編問題解決のための思考法として二つ紹介されている。一つ目は「ゼロベース思考」だ。文字のごとく既存の枠組みにとらわれずゼロベースで考えるということ。自分だけの狭い枠で否定に走らずに、顧客にとっての価値はなんなのかということをゼロから考え抜くということ。二つ目は「仮設思考」だ。”アクション”に結びつく結論とその理由もきちんと説明できる

          読書要約#14 問題解決プロフェッショナル

          読書要約#13 マーケティングの教科書

          ハーバードビジネスレビューから抜粋された論文から学ぶマーケティングについて。論文ゆえに噛み砕くのに時間がかかり不完全燃焼なのでこれからも読んでいきたい1冊に成り上がり。いくつか論文があった中のいくつかを。 ①営業部とマーケティング部の軋轢現場と本部の空気感の違いや軋轢はよくある話。マーケティング部と営業部も同じだとか。その理由として、いくつか挙げられている。第一にマーケティングは長期的評価、営業は短期的評価がされがち。つまり成果がでるタイミングがズレるのでやっかみあう。また

          読書要約#13 マーケティングの教科書

          読書要約#12 プロフェッショナルの条件

          初めて読むドラッガー【自己実現編】。ヒントはあるが魔法はない。そんなことを教えてくれる良書。 ①成果を上げるためには ずばり「習慣力」と。内向的な人も外交的な人も論理的な人も感覚的な人もどんなに大器を持っていても、習慣化する力がないと大成しないとか。習慣の積み重ねでしか能力は育たない。呆れるほどに単純だが真理でもある。 ②優れたコミュニケーション 「誰も聞かなければ、音はない。」これは、音が物理的になっていたとしても、それを聞く人がいなければ存在していないと同義という

          読書要約#12 プロフェッショナルの条件

          読書要約#11 経営戦略の基本

          経営戦略について網羅的に学べる一冊。各種フレームワークもたくさん。王道を知ることと、その上でその次を考えるということを考えさせられる。 ①経営戦略の役割そもそも戦略とはもともと軍事用語で「戦場で勝ち残るための謀」を指す言葉である。経営戦略とは「経営環境下において企業が目的を達成するために必要な打ち手」を指す。 企業ピラミッドとして一番上に目的が来て次にビジョンが来てその下が経営戦略で一番下が戦術がくる。つまり経営戦略はビジョンなどの「思い」と「現場」をつなぐ架け橋なのだ。

          読書要約#11 経営戦略の基本

          読書要約#10 知的戦闘力を高める独学の技法

          「知的戦闘力」を高めることを目的にした独学の技法について山口周さんが書いている。現代はフリーアクセスの環境が整っているため、情報を知ること自体の価値は目減りしている。そこで得た情報をいかに洞察し自分のものにするかという技術の必要性が増している。それを会得するためのヒントが詰まった1冊。 ①戦略一つ目は「戦略」。つまり何をインプットし何をインプットしないかを最初に決めるということ。世の中には情報が溢れている。それを全部吸収するのは無理だ。そこでどこの領域をインプットかを決めな

          読書要約#10 知的戦闘力を高める独学の技法

          読書要約 #9急いでデジタルクリエイティブの本当の話をします。

          クリエイティブディレクターの小霜さんの著書。マス広告とデジタル広告の違いや強み・弱み、現場感が非常にわかりやすく書いてある。めちゃくちゃ面白かった。 ①マス広告とデジタル広告の特徴マス広告は文系的、web広告は理系的だとか。つまり、マス広告はギリギリまで粘って考え抜いて「えいやっ」で出すのが特徴。これを「出稿」と本書ではしている。すなわち広告を露出したら作業は終わり。それはいわば投網のようなもので大衆にむけて発信されるもの。一方でweb広告はいわば一本釣りのようなもので「こ

          読書要約 #9急いでデジタルクリエイティブの本当の話をします。

          読書要約#8 データ・ドリブン・マーケティング

          マーケティングがうまくいっている企業といっていない企業がある。それはデータ・ドリブンマーケティングやマーケティング指標を使いこなせているか否かが鍵を握っているとのこと。 要は様々な指標がある中でそれらを使いこなしてきちんと成果を測りましょうということだと思うのだが、本書では重要な15の指標を紹介している。その中からいくつかを。 ①ブランド認知率文字通り、自社のブランドについて世の中がどのくらい認知しているかの割合。これを測るためによく使われる質問として、「◯◯について考え

          読書要約#8 データ・ドリブン・マーケティング

          読書要約#7センスは知識からはじまる

          グッドデザインカンパニー社長、クリエイティブディレクターの水野さんの著書。先天的なものと考えられがちな「センス」も鍛えることで後天的に身につけられると述べる。ズバリ「知識の集積」によって。 センスの定義”センスとは数値化できない事象を最適化すること”と著者は定義する。そもそもセンスは数値化できない。おしゃれやかっこよさ、可愛さは数値化できない。けれど、その人の個性・特性、場面などを考慮して最適化することは可能である。その最適化の行為自体がセンスであり、センスの良い人がするこ

          読書要約#7センスは知識からはじまる

          読書要約#6 1分で話せ

          ヤフー伊藤さんの著書。物事を人に伝え、動かすにはどうしたら良いのかについて、左脳的な観点から右脳的な観点までエッセンスが存分に詰まっている。 前提人に何かを伝えたいとき、思うように伝わらなかった経験を誰しもしているのではないだろうか。 例えば、プレゼン発表の時。例えば、会議での発言の時。相手がつまらなそうに聞いていたり、どういうこと?と聞き返されたり。 でも安心して欲しい。それはいわば普通の反応だったりする。なんと人間は、人の話の"80%"を聞いていないらしい。その前提に立

          読書要約#6 1分で話せ

          読書要約#5 アウトプット大全

          ①アウトプットとは本書ではインプットは「入力」、アウトプットは「出力」と定義されている。具体的には「読む」「聞く」がインプット、「話す」「書く」「行動する」がアウトプットとのこと。インプットしているだけだと、脳の中の情報や知識が増えるだけで「現実世界」には何も変化は起きない。一方でアウトプットは「現実世界」に対して影響や変化を与えるものである。つまりアウトプットして初めて、「現実世界」を変えることができるのだ。 そしてインプットとアウトプットの比率は「3:7」がベストとか。

          読書要約#5 アウトプット大全

          読書要約#4 ドリルを売るには穴を売れ

          この本はマーケティングについてわかりやすく書かれている本である。本作ではマーケティングとは「売ることに関わる全てのこと」とされている。つまり、市場調査、商品開発、広告制作、営業活動など全てを含む。さらにそれは「価値のやりとり」だとも述べられている。売り手が顧客に対して何らかの”価値”を提供し、顧客はそれに見合う”対価”を支払う。このやりとりこそがマーケティングであり、それには4つの基本的な理論があるという。 ①ベネフィット1つ目は「ベネフィット」である。それは「顧客にとって

          読書要約#4 ドリルを売るには穴を売れ