「天賦の才」を超えていく人(羽生結弦)
遠くから見ても、
双眼鏡越しに見ても、
スケートのために、ムダなものをすべて削ぎ落とした「肢体」や、
演技中の「強い顔つき」、
オープニングやフィナーレで、誰もを虜にする「笑顔」はもちろん、
「羽生結弦」は、
どんなに大勢のスケーターに紛れていても、
威光を放ち、
美しく輝いていた。
自らを「負けず嫌い」と言い切ってはばからない。
そこには、
一番であること、
絶対王者であること、
それ以外の自分は許さないと言わんばかりの、
常人には、(少なくとも私には)
到底、知りうることのできない、
「矜持の高さ」。
すでに与えられている、
「天賦の才」に全く甘んじていない。
もう、とっくに、生まれ持った「才能」は超えている。
「努力の最上級」という概念があるなら、
彼の「生き様」は、それを常としている。
その彼が放つ、
あの神々しい光に、
やっぱり周りは霞む。
それぞれは、それぞれに、精一杯「光」を放っているが、
「羽生結弦」の前では霞んでしまう。
だから、
羽生くんが、
一人でアイスショーをやるという決断は、
もっと自分の「光」を解き放つためにも正しい。
あの神々しい青年には、
未知の「伸びしろ」がある。
この「至宝」とも言うべき、
「羽生結弦」の、
心を傷つけたり、足を引っ張ったり、そんなこと許さないし、
やらないほうがいい。
彼に「天賦の才」を与えた方の逆鱗に触れる・・・はず。
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ユズくんファンだった母の供養も兼ねての、
初アイスショーだったが、
人が多いのと、
タクシー乗り場が遠くて、
とにかく「疲れた」。
トボトボと歩いていると、
周りから、中国語の会話が聞こえたのには驚いた。
でも、やっぱり、一番、驚き、心に響いたのは、
堂々とした、ユズくんの、
「KING」っぷりと、
それに相応しい、
ロックライブ超えの、
ユズくんファンたちの、
「歓喜の声援」ってことになりますかねえ〜。
「Fantasy On Ice 2023(宮城公演)」
同じ時代に生きているのだから