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P-MODELからのMAN WITH A MISSION①


P-MODELを最後に観たのは、
1983年11月、早稲田大学の大学祭でのライブだったと思う。

その後は、彼らの活動も凍結に向かい、
自分の仕事も、
何かに誘われるかのように、
辺境の地で、中学校の教師になり、

P-MODELどころか、
ライブ等の文化的娯楽からは遠く離れてしまった。

当時、車を運転しながら聴いていた曲は、
宴会の二次会で、カラオケを盛り上げるための流行りの曲で、
絶対に受け付けなかったTKの曲以外は、
疲労困憊していた脳と体に案外、優しかった。

ただ、
ライブに行けずとも、平沢氏のCDだけは購入していて、
学校の体育祭用に作成する、
「学級旗」なるものに、
「Big body」のジャケット・デザインを拝借し、
https://www.universal-music.co.jp/p-model/products/upjy-9156/
体育祭後も、教室後ろの壁に貼り、
ずっと教壇に立つ教師たちを威圧し続けて頂いた。
(あれをフリーハンドで描ける生徒がいたことが奇跡。色塗りは楽しかった。
勝手に拝借したことは、この場にて謝罪致します。申し訳ございません)

この辺境の地では、
大親友を得ることになるのだが、
職員会議では、
「生意気」「生徒になめられている」と、指導を受け、
飲み会の席では、絡まれて、怒られて、
笑い過ぎて、怒号を浴びたり、
散々だった。

そんな中、
友人と平日に学校終業後に、
札幌まで車を飛ばし、
劇団四季の「オペラ座の怪人」を観ることが出来たのは奇跡だった。

そこからは、
私が地元に戻ってからも、
友人と共に、
ミュージカル系(クラッシック含む)に傾倒し、
なんか年相応な音楽人生を送っていた。
(山口祐一郎さんという、King of Musicalの存在ありき)

が、
今から思えば、「聴くべき音楽がない」、長い長い音楽空白時代だった。

素晴らしい楽曲には巡り合うものの、
アーティストまるごと夢中になるような、
聴いても聴いても飽きることのない音楽に再び出会うまでは、
本当に長い年月を要した。

②へ続く


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