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「書く」ことは「肉体労働」と思う理由~濃い内容を速く書く秘訣


文章を書くのは肉体労働。

そう言ったら、驚きますか?

マウスのカーソル移動距離や左右のクリック、キータッチでもカロリーを消費する……という意味ではありません。(そうした消費カロリーを算出してくれるサイトもあるようですが)

田んぼに苗を1本1本植えていくような、そんな「作業」のイメージが私にはあるのです。

そして「書くこと」を肉体労働にするのが、「書くスピード」をアップするコツでもあると考えています。

最初の1行が決まるまでパソコンに向かわない!

「書くのに時間がかかる」

というお悩みを抱く方は多いと思います。

私自身、決して書くのが早い方だとは思っていません。

今でも「もっとスピードアップできないか?」と、常に生産性を上げる方法を模索しています。

そんな中で、「これをすると効果的!」と断言できることが1つだけあるのでお教えしますね。

それは・・・

パソコンに向かう時間を少なくすること

これに尽きます(手書きではなく、PC入力前提でゴメンナサイ💦)

もちろん「書く」ためには、パソコンを起動し、テキストエディタなりワードファイルなりを立ち上げなければなりません。

ですが、「書くことを決める」まではパソコンを開かないようにするのです。

頭の中が真っ白な段階でパソコンに向かったところで、入力してはデリートキーを押す……の繰り返しになるだけ。

なので、

「最初の1行」

が降りてくるまでは、書くという行為に移らないことにしています。

スピードアップの鍵は「時間の二重利用」

ただし、私は神様ではないので、何もしないでは「最初の1行」は降りてきません。

書きたいネタ、書こうとする話題を、常に頭の中に準備しておきます。

その中から「今日書くのはコレ」というものについて頭の中でこねくりながら、洗い物をしたり、掃除をしたり、洗濯をしたり・・・

そんな日常の家事を片付けていきます。これは在宅ワークならではの特権。時間の「二重利用」です。

はたから見るとそうは見えないかもしれませんが、これも私の中ではれっきとした「仕事時間」。

最初の1行、ぼんやりとした話の展開、キーとなるフレーズ、そして着地点。

それらがイメージできたところでコーヒーを一杯入れてパソコンに向かい、
ダーッと書き始めます。

集中して書くために、徹底的に「しない」こと

いざ書くとなったら、すべての雑音をシャットアウトです。

テレビや音楽などの音声はいっさいなし。メールチェックもしない。参考資料もなるべく見ません。

書く前に、必要な箇所だけ抜き書きしたり、自分の言葉で内容をまとめた紙を準備し、そこで確認します。

余計なページを見て、時間をロスしたり気が散ったりするのを防ぐためです。

必要なページに付箋を立てておくという方法も試しましたが、私の場合、活字の状態のものよりも、自分の字のほうが何となくスムーズに頭に入ってくるようです。

1度、自分の手で書いたということで、内容が自分の体を通過しているのも
良いのかもしれません。

そして、これが肝心なのですが、決して書きながら推敲しないこと!

自分の頭に浮かぶリズムのままに、ダーッと文字をキーボードで打っていきます。誤字や文体、リズムなどは後から整えていけば問題ナシ。文字の装飾をしたり、小見出しのコピーもここで考えます。内容を削ることも、もちろんあります。

とりあえず、自分の中にある言葉をせきとめずに、一度吐き出すこと。この作業が私にとっては「肉体労働」なのです。

夫によると、あまりにも勢いよく大きな音を立ててキーボードを打つので、

「なんでそんなに力んでいるの?」

と驚くほどみたいです(笑)

だって、せっかく脳内に浮かんでいる言葉が消えてしまわないか、必死なんですもの……

思考の流れを遮らないように言葉に載せていく。

これが、私なりに発見した

「書くスピードをアップするコツ」

なのです。

子供が小さい時に、在宅で仕事をするにあたって効率的に仕事をこなすために編み出したやり方でもありますね。(子供が眠っている間に仕事に集中!)

「速く書く」秘訣は、頭脳労働にしないこと!

そもそもの前提として、「書く」ことはそれなりの時間がかかるものだということは覚悟する必要があります。

ただ、書いては止まり、書いては止まりがなくなれば、もっと書く時間を短縮することが可能なはず。

なるべくスムーズに、パソコンに向かっている時間を短くして文章を仕上げるコツは、

「書く前の準備にある」

と心得ること。

準備体操がしっかりできていれば、いざ書くという段階でスタートダッシュし、そのままゴールまで駆け抜けることができるのです。

ひたすらキーボードを打ち続け、書き終わった後、心地よい疲労と達成感を感じる。すると、

「文章を書くのは肉体労働」

を実感することでしょう。

このとき、あなたの書くスピードも、かなりアップしているはずです。

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