【roots】老年期 《31章》案内人と守り番・案内人2【おまけの小瓶付き】
昨日の続きから
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「あら、告げ口じゃないわ。褒めてたのよ。シャーロット、またお話しましょうね」と言ってルビーはベッドから降りた。
「ありがとうございます。ホッとしました」
ルビーはシャーロットにハグをしておやすみと言うと、次にオスカーを抱きしめておやすみと言って一階に降りて行った。
「楽しそうだったね」オスカーが言うと
「嬉しかったわ。ゆっくり眠れそう」とシャーロットがオスカーの方に向きを変えて座り直した。
「それじゃあ、邪魔しちゃったな」とオスカーが照れ笑いをした。
シャーロットがオスカーにベッドへ座る様に手招きした。
オスカーが端に座るとシャーロットがオスカーの手を取った。
「オスカー。私ね、ずっとオスカーを待ってたの。半年くらいずっと」
「え?そうなの!」オスカーは驚いた。
「どうしていつまで来てくれないのか判らなくて。やっと会えても私に興味は無いみたいで…」
「そんな!何もしらなくて…ごめんよ」
「いいの。わかったから。ルビーさんに教えてもらったから。大丈夫」
「そうか。ルビーのおかげか。良かった」
「デイブさんのカッコイイ話も聞いたの」
「な、伝説だろ?」
「オスカーもカッコ良かった。体を張ってオースティンを守ってた」
「そんなこと」オスカーは恥ずかしくて少し俯いた。
「足も速かったわ。私を大事に抱えてくれた」
さらに俯くオスカー。暗いけどきっと顔は赤くて恥ずかしそうに嬉しそうに微笑んでいるはずだ。
シャーロットは繋いだ手を2回上下に降った。オスカーは照れを必死に隠して
「色々あったから疲れたよね。さ、眠って。寝るまでここに座っているよ」
と言うとシャーロットが布団に入って手を出した。オスカーが繋ぐと目を閉じて「あったかい」「うん。おやすみ」
信じられない。夢の様な事が起きて。
今ここにいる実感はこの温かさの中にだけにあると思った。
静かに気持ちが落ち着いてすぐに眠りに落ちた。
そのままオスカーも寝てしまった。
朝、そっと下に降りるとルビーが朝の支度をしていた。「おはよう、ごめんよ。あのまま寝てしまった」「良く寝れたなら良かったわ」
「ルビー、ありがとう。あの…」ルビーが昨晩、話した事だと察して「いいの。私の役目だもの」とルビーは答えた。
時計は7時。
「オーウェンのところに行って来ても良い?」
「帰ったらご飯ね」「はい。」オスカーはデイブの本を本棚から抜いてオースティンに会いに行った。
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【おまけの小瓶】📙☕️😊
今自分のまわりに『初めて会ったんじゃない気がするな。』とか『自分とこんなに似てる考えする人いるんだな』とか『全く気が合わないのにどうしても気になる!』って思える人がいるなら。
遠い遠い過去に会った事がある人かもしれませんね🍀楽しい想像でしょ☺️
どうしても気になる人😌良いですね。
大切な存在だと思います。
自分とは違う考え方。まるで違う性格。
絶対に仲良くなれない。でも、気になる。
きっと何か「知るべきこと」があると思います。
「私は絶対あんな風に言ったりしない」
「どうして、そこまで人を許せるんだろう」
とかね🍀
一緒にいたら傷ついて、苦しいだけだった。
自分が恥ずかしくなってしまう。
私には合わないと知る事が出来たから良かったな😌🌿などなど。
一見ネガティブな発見が後々の人生で大きく役に立ったりする✨
出会いって不思議。
今私のまわりにいる人は、前にも会ってまた会おうねって言った人たちじゃないかなって思います☕️何故かって?
みんな私を面白がってくれるからです😊
変わってると思わず、なんでそうなるの!って笑ってくれる🍀
また、何か言い出したぞ🤔✨って耳を傾けてくれる。
そうなるには。
優しい人だけ、側にいて貰えるように「している」ってわけなんです。時に頑なに。
今はまだ自分の身の置き所を選べない人沢山いると思います。
学生さんや社会人。組織の一員である以上、周りの人は好きに選べない。あなたがまだ10代だったら、自分とは真逆な人を観察してみて下さい。
こう言う人は、環境を変えてもどこにでもいる。次に会う人の為の対策だ!と1人作戦会議を開いて欲しい。賢くなってね。距離感をつかんで。
負けないでね🍀
あなたは『あなたらしくて良い』し。
結局、真逆の人は真逆で良いんです。
どこまでも交わらなくて仕方のない事。
そのままのあなたを受け止めてくれる人が世界のどこかにいます🌎 生きて行きやすい場所を選べる時が必ず来ます。
優しい人に囲まれていられるようになる。
今苦しい人は、居場所は日本じゃないのかもしれませんね。世界は広いよ!だから心配しないで。
自分を大切に守ってあげてね🍀
あなたに会うのを楽しみにしている人のためにも😊あなたのままでいられるようにね✨
不平不満ばかりで相手をずっと悪く思ったり。そんな風に自分を染めていかないで。もったいないよ。
あなたの色に混ぜる必要の無い色がある。
これ本当🍀
今、もう大切な人が見つかっている人は特別な出会いにちゃんと感謝してね🍀
言葉にする事も必要な時がある。
私もあなたに感謝してます。出会ってくれてありがとう😊✨
#月ノ羽音 #roots#長編小説roots