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新人賞に落選するたび、改善点で強くなろうっ!

皆さん、こんにちは!
あざとい系小悪魔ヒロイン大好きな公募勢メイド、月見葵ですっ!

前回のnoteから四か月ほど空いてましたてへ。
その間に月見は落選したり、落選したり、落選したり……ッ!ゴゴゴ

前回の記事も『GA文庫大賞落選!』という内容でしたね、こんちくしょう。
良いお知らせをすぐお届けできるよう、精進していきますッ!

さてさて。
今回は何の記事を書こうかなーと、noteのサムネを描きながらぼんやりと考えてました(サムネイラストと内容は特に関係はないよ!)

まあ冒頭にも書いた通り、やはり今回も……

MF文庫三次選考落選ッ!


月見葵、無残にも散る。
はい。今回もこのテーマでお話ししたいと思います。ちくしょー!!

あ!!でも落ち着いて下さいね、皆さん。ステイですよステイ。

前回と同じような内容だと『コイツ前と何も成長してねぇじゃん……』と思われかねないので、今回はMF文庫から頂いた評価シートと、これまで四度落選してきた月見自身の執筆の方向性についてお話ししたいと思います。

まずは、改めて月見の出してきた公募歴を新たに更新したいと思います。

あ、ちなみに送った作品はすべて新作です。使いまわしはしてませんのであしからず、です!

・第36回前期ファンタジア大賞
→三次選考落選

・第30回電撃文庫大賞
→一次選考落選

・第16回後期GA文庫大賞
→三次選考落選

・第20回MF文庫J新人賞(new!)
→三次選考落選


う、うわぁあああああああああああああああああああああああ!!!
三次選考から抜け出せない病だぁあああああああああああ!!!!なんでだよぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!ダンダンッ

……ぜえぜえ。
お見苦しいところを失礼しました。ふう、あぶないあぶない。

こうして見ると、月見の公募歴はまだまだひよっこということが分かりますね。圧倒的弾数不足……ッ!!
同じ公募勢の方々がたくさん色んな新人賞に応募している中、月見は鈍筆過ぎて泣けてきます。だってお仕事終わった後なんて書けねぇよぉ……!エグゥ

しかし!しかしですよ!
四度落選を経験し、三次選考落選という(不名誉な)実績と呼べるかも分からない評価を貰って得たこともあるのです!


これは自分の考えをまとめる為にも書いていますが、もし公募勢の方々の参考の一つとして読んでいただけたら嬉しいですッ!


月見が受け取った評価シートの良い点・悪い点はそれぞれ以下の通りです。
(すべての内容を抜粋したものではありません、とってもふんわりです)

●ファンタジア文庫大賞

◎良かった点
・物語のテーマが明確
・要所要所で読者を飽きさせない工夫が施されている
・起承転結が明確で、王道のストーリーが良い

×悪かった点
キャラの個性がやや弱い
オリジナリティが低い
・一巻完結として描かれていない

●GA文庫大賞

◎良かった点
・物語のテーマが明確
・叙述トリックのような構成で工夫が凝らされている
・読者層に馴染みのある題材が良い

×悪かった点
各キャラクターの掘り下げが少ないこと
キャラクター同士のドラマ性が薄い
・メインヒロインの魅力が薄い

●MF文庫J新人賞

◎良かった点
・とてもラノベらしい、読者層にきちんと向けたエンタメ作品
キャラクターを魅力的に描けている
・自分の好きなものを詰め込んだことが伝わっている

×悪かった点
・世界観、設定がふわっとしている
オリジナリティが低い
・主人公が受動的過ぎる


……っはい、こんな感じでしょうか!
電撃文庫は圧倒的一次選考落選だったので、残念ながら評価シートはありません。くそおおお!!来年こそおおおおお!!!

ここまで読んでくれたそこのあなた!
もうお分かりですね???
三つの評価シートから指摘され、評価されたこと。

まず良かった点としては
明確なテーマ性』がファンタジアとGAでは評価されていました。
ここで「そうか!物語を描く上で、指針となるテーマが大事なんだ!」と学びました。

そしてGAでかなり突っ込まれた
キャラクターの掘り下げ、ドラマ性』について。
これに関しては実はファンタジアでも同じようなことを指摘されていたことに、改めて評価シートを読んで気が付きました。ぐぬぬ…
ま、まあ次で改善すればいいんだよ!よ!

それにしても、キャラクターの掘り下げってどうしたらいいんだろう?
月見は死ぬほどアニメ化されたラノベを読み漁りました。
当然と言えば当然ですが、アニメ化作品・人気作はストーリーやキャラが星の数ほどあるラノベ中でも明らかに頭一つ抜けている印象があるので、キャラ描写を学ぶにはもってこいだと思います。
(負けインやアーリャさん、とても好きです。うへへ)

特に新人賞受賞→アニメ化を経た作品の1巻は新人賞を送るにあたってとても参考になったので、今後もこの勉強法で行きたいですねぇ(ニッチャリ

特に掘り下げという点で言えば、これまで生きてきたキャラの過去、趣味嗜好、価値観などまでプロットに盛り込むと、自然とキャラ同士でドラマ性が生まれることが分かりました。

キャラの掘り下げが出来ると、ドラマ性が生まれる。
ドラマ性が生まれると、描きたいシーンが出来る。
描きたいシーンが出来ると、気付いたらストーリーが生まれる。
……はっ!

―-その時、月見は見つけてしまったのだ。
最高のストーリーが生まれる最高のサイクルを……ッ!


そして最後に、ファンタジア・MFで指摘されたのが『オリジナリティ』です。その作品にしかない『らしさ』が月見には足りないようです。

もっと好きなものを突き詰めて、ミステリならミステリの『何の、どこの部分を描きたいのか』を明確化すればオリジナリティは生まれるんじゃないかな……?と思います。

この部分に関してはまだ月見自身、正解を見つけられていないので模索中です。新作でそれが描けたらいいなと思います。

これはXでも呟きましたが、落選を経て評価シートを貰ってから、自分自身の改善点が明確になってきた感覚があります。

指摘された箇所を念頭に置きつつ、新作を書くのは本当に楽しいです。
落選は歯ぎしりするほど悔しいですけど、新しい作品を書くたびに自分が成長している実感があって……脳が……震えるぅぅぅッ!


ちょっとだけ余談

ここからは、最近月見が読んで脳が震えた本を紹介したいと思うので、新人賞についてもっと解説して!描写について教えて!って方はここでブラウザバックしてもだいじょぶです!(別の機会にまた書きますねっ!)
でもあの、一番下にあるはーとだけ押してくれると嬉しいなって…


……こほん。それではここまで読んでくださった方に、最大の感謝を!

どーーーっしても紹介したい本がありますッ!!!

『殺戮に至る病』著・我孫子武丸


あらすじ

永遠の愛をつかみたいと男は願った―。東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。犯人の名前は、蒲生稔!くり返される凌辱の果ての惨殺。冒頭から身も凍るラストシーンまで恐るべき殺人者の行動と魂の軌跡をたどり、とらえようのない時代の悪夢と闇を鮮烈無比に抉る衝撃のホラー。
(引用元:講談社BOOK倶楽部)

……やばい。
この作品、やばすぎます。

もうその言葉しか出てきません。
三十年ほど前の作品なので、作中で時代を感じさせる描写もあるのですが、正直あまり気にならないほどのストーリーの引き込み力が凄まじいです。

かなり有名なエログロミステリ作品なので、「この若輩者が何か言ってるよ……」と白い目で見られるかもしれないのですが、

そんなこたぁどうでもいいんだよぉ!!!!


ネタバレを避けるために言及はしませんが、最後の二、三文があまりにも鮮やかな展開で騙されました。思わず電子書籍を片手にベッドの上でひっくり返りました。

なんだこれは……!?


あらすじからある通り、序盤から犯人は判明しています。
じゃあ「ミステリとして面白いのか……?」と言われると、「はいその通りです!!!」と両手を上げて宣言できます!!!
凄まじいどんでん返し、これまで読み進めていた意識がすべてひっくり返る感覚は最高に痺れます!!!!

でも万人に受けるかと言われると、正直難しいところです。かなりグロ描写がキツイ部分があるので、人によっては読むのを止めてしまうかもしれません。もろ手を挙げておすすめは出来ないのがもどかしい……っ!

心理描写もぞわりとおぞましく、背筋が凍るほど気色が悪いのはきっと文章がそこまで堅苦しくなく読みやすいからでしょうね。だってスッと入ってきちゃうんだもん……!!

けれど、ここまで鮮やかに読者を騙すことができる構成力、登場人物たちのドラマ性が素晴らしく、自作品にも生かせる要素がたくさんあると思いました。

ぶっちゃけ色んな意味でかなりエグい作品ですが、ある程度エログロ耐性があればおススメしたいですんっ!!!ほんとにヤバイので!!!!

おわりに


……ふー!
ちょっと趣旨がズレてしまいましたが、文字数もなんか4000字に到達しようとしてるので、ぼちぼち締めたいと思いますッ!

新人賞を目指すようになって、読書の数も増えてラノベ以外も積極的に読み進めているので自分の中で引き出しも随分増えた気がします。(気持ちだけは十分あるです!!!!)

やっぱりミステリはいいね、ミステリさいこう!ふっふー!
月見もあんな読者をひっくり返らせるようなミステリ作品が描けるように頑張りますっ!

そうそう。
現在、応募中なのは第21回MF文庫J新人賞ですが、来月の一次選考がこわいね!もう落ちたくないね!
祈るような気持ちを抱えつつ、また新作に向けて執筆中ですので!


では、また☆


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